タイトル: | 『日本環境協会こども環境相談室』開設のお知らせ |
発表日: | 平成12年7月31日(月) |
出所: | 財団法人 日本環境協会 こども環境相談室 専務理事 櫻井 正昭 事務局長 大川 孝司 03-5114-1251 担当 佐野 裕隆 03-5114-1258 |
【概要】
財団法人 日本環境協会では、従来からこども達からの環境問題に関する手紙や電話による相談、修学旅行の際等の訪問相談に応じてきたが、いわゆる『総合学習』の導入に伴い、こども達からの相談事例が急速に増えてきていることに鑑み、8月1日より、 『日本環境協会こども環境相談室』(以下『こども環境相談室』という。)を、正式に開設することにしました。
こども環境相談室は、こども達の「知りたい」というニーズに応えることにより、こども達の環境保全への意識の高揚及び取組みの一層の進展を図ることを目的としています。
なお、こども環境相談室では、環境庁が創設した登録制度に基づく「環境カウンセラー」の中から応募いただいた方々に、『ボランティア相談員』として常駐していただき、当協会の相談担当職員とともに様々な相談に応じることにしています。
◇『日本環境協会こども環境相談室』の概要◇
(1) 開設日時 毎週月曜日から金曜日までの午後1時から5時まで
(2) 開設場所 財団法人 日本環境協会内
(3) 相談先
- 手紙 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 ダヴィンチ神谷町2F 財団法人 日本環境協会『日本環境協会こども環境相談室』
- 電話 03-5114-1258(相談専用)
- FAX 03-5114-1250
- 訪問 前もって相談員に連絡し、訪問する日や時間などを決めていただきます。
- 電子メール [email protected]
(4)相談員(五十音順)
田中茂氏、内藤定芳氏、林正徳氏、原秀雄氏 、平沢信夫氏
参考1.これまでの環境教育事業への取組状況とこども環境相談室開設の経緯
当協会は、昭和52年3月の設立以来、環境教育事業を活動の柱の一つとして、1)延べ900回を超える「環境教育研究会(講演会)」の開催、2)小中高校生を対象とした出版事業及びビデオの作成・提供事業等を行ってきたが、 平成7年度以降は、環境庁の委託を受けて、3)「こどもエコクラブ事業」や4)「こども葉っぱ判定士事業」などの体験学習型の事業を行っています。
また、こどもエコクラブ事業等の体験学習型の事業と並行して、ここ数年間、年間400件を超えるこども達からの手紙や電話、訪問相談に対応しており、体験学習以外のプログラムを組合わせることで、環境教育全体のより一層の充実を図ってきました。
しかし、これまでの相談対応は、平常業務の一環として対応していたに過ぎず、こども達の「知りたい」というニーズに応えられる情報提供が、必ずしも十分なものとは言えない状況にあったため、「環境カウンセラー」のご協力を得て、 こども環境相談室を開設することとしたものです。
なお、こども達からの手紙や電話による環境に関する相談の専用窓口は、わが国で初めての試みによるものと思われます。
参考2.試行期間における相談件数及び主な相談事例
本年5月1日より7月26日までの『試行期間』におけるボランティア相談員による相談件数は、手紙22件、電話16件、訪問12件(延べ87人)、電子メール1件の計51件でした。
試行期間中の主な相談事例は、次のとおりです。
1) 地球温暖化
2) 酸性雨
3) 熱帯林など森林の伐採
4) ごみ問題、リサイクル
5) エコマークってなに?
参考3.こども環境相談室の役割等
こども環境相談室は、上記本文の目的を達成するために、次の事業を行います。
1) こどもからの相談への対応
2) 対応事例の分析及び評価
3) 相談事例集の監修、発行
ボランティア相談員の任期は1年です。ただし、再任を妨げません。
ボランティア相談員は無報酬です。ただし、日本環境協会までの交通費及び日本環境協会が必要があるとしてお願いする講習会等への出席費用を支払います。