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プレスリリース

タイトル:こども環境相談室の活動状況について
発表日:平成13年4月24日(火)
出所:財団法人 日本環境協会 こども環境相談室
専務理事 櫻井 正昭
事務局長 大川 孝司
03-5114-1251
担当 佐野 裕隆
03-5114-1258

【概要】

 財団法人日本環境協会が開設しているこども環境相談室において平成12年5月1日から平成 13年3月31日までに寄せられた相談について、以下のとおり活動状況を取りまとめましたので お知らせします。
 手紙による環境に関するこども達からの相談は、首都圏、愛知県、近畿圏といった都市近郊の小学生高学年からの総合的な学習の時間などの授業を契機とした地球環境全般に関する現状・データ の情報を入手したいという傾向が最も大きく、以下、ごみ・リサイクル関連、地球温暖化の相談が 多く寄せられたことが明らかとなりました。また、全体の10%ですが、こども達自身の環境保全 活動への支援、今後の自身のあり方を考える手助けを求める相談も寄せられており、情報提供のみ に留まらず、生きる力に結びつくような対処を行いたいと考えます。
 訪問は、主として生徒の修学旅行時の自主的訪問として行われており、昨年1年間の来訪件数は 27件と、体験学習の場としての修学旅行が変化しつつあると伺えました。
 今後とも、こども達からの相談に応じていくとともに、総合学習や体験学習の導入により急速に進む環境学習への要望に応えるため、情報提供体制の整備、環境情報の収集・こども向加工を推進 してまいりたいと考えます。

【本文】

1.相談件数及び主な相談事例

(1) 2000年5月1日より2001年3月31日までの相談件数は、手紙155件、電話183件、訪問27件(延べ168人)、電子メール11件の計376件でした。

(2) 主な相談事例は、次のとおりです。

  1. 地球環境は今、どうなっているのですか?
  2. リサイクルできるもの、リサイクルできないものは何ですか?
  3. 地球温暖化が進むと地球はどうなりますか?
  4. オゾン層破壊の原因、このままだとどうなるのですか?
  5. エコマークのついている商品はどんな物がありますか?

(3) 相談事例集の監修、発行

  • 相談者の学年 :小学5年生(65%)、小学6年生(25%)、以下、小学4年生と続く
  • 相談のきっかけ:授業など(総合的な学習の時間を含む)(81%)、環境保全に関心(9%)
  • 相談目的:情報提供に関する相談(89%)、支援を求める相談(4%)、双方とも(7%)

2.体験学習の場としての修学旅行

 財団法人 日本環境協会では「こども環境相談室」を開設し、こども達からの環境に関する相談を受けています。こうした取り組みの中で、修学旅行時の訪問は、相談室開設前の一昨年に1件となっ ていましたが、昨年は27件という状況でした。今年度春もすでに18件の訪問を予定しています。
修学旅行が変わりつつあります。これまでの修学旅行は、全員でバスに乗って観光地を巡るものが 主流でした。ところが、最近は総合的な学習の時間の導入により、班毎に「興味をもったこと」もし くは「環境などのテーマを決めて」仕事場などに訪問する学校が急激に増えていると思われますので報告します。

 平成13年度 夏休み前の来訪予定は以下のとおりです(4月20日現在)

日時訪問予定校
4/18富山県の中学校
4/20秋田県の中学校
4/23宮城県の中学校
4/24青森県の中学校
4/25福島県の中学校
5/8新潟県の中学校
5/10石川県の中学校、愛知県の中学校、宮城県の中学校
5/15愛知県の中学校
5/24愛知県の中学校、岐阜県の中学校
5/28愛知県の中学校
5/31愛知県の中学校
6/5愛知県の中学校
6/19三重県の中学校

の生徒さんたち