タイトル: | SAVE ENERGY(セーブエネルギー)プログラムについて |
発表日: | 平成17年2月3日(木) |
出所: | 財団法人 日本環境協会 こども環境相談室 専務理事 斉藤 照夫 事務局長 塚腰 光男 03(5114)1251 担当 佐野 裕隆 03(5114)1255 |
【概要】
環境問題と私たちの生活は深く結びついており、地球温暖化などの防止には、私たちのライフスタイルを環境にやさしいものに変えていくことが必要です。
財団法人日本環境協会では、こども環境相談室を開設し、小学生から高校生までの皆さんからの環境保全に関する相談にお応えしていますが、これを適切に進めるため、子どもでも楽しく遊びながら学習できる環境教育プログラムを開発しています。
この度、当協会では、環境諸問題の中でも特に私たち一般家庭が取り組む必要性の高い「地球温暖化」を取り上げ、ゲーム手法を活用して、地球温暖化防止のための行動として重要な「省エネルギー」に取り組むためのカードゲームによる環境教育プログラム「SAVE ENERGYプログラム」を作成しましたので、お知らせします。
これは、「メリルと卵」というファンタジックな物語と子どもに親しみやすいキャラクターを活用した、カードゲームによる環境教育プログラムであり、プレイヤー自身が、カードを使って楽しく遊びながら、日常生活における省エネルギーの重要性に気づくとともに、環境保全のためのアクションに入りやすく、また、その継続が図られるよう工夫されたプログラムです。
【本文】
1.プログラムの概要
(財)日本環境協会は、こども達からの環境相談業務を適確に進めるため、2005年2月3日より、東京電力㈱の協力を得て、ストーリーテラー社が提供する「メリルと卵」(物語とキャラクター)を活用した、カードゲーム手法による環境教育プログラムを発表・提供します。
遊び方
本プログラムは、カードゲーム、および登場キャラクターの背景となる物語を連載するホームページで構成しています。10枚のカードを全プレイヤーに配布し、各カードに記載された省エネルギー活動のうち、日頃行っているカードを手元に残し、行っていないカードを場に捨てます。 手元に残った各カードのCO2削減量の合計値が大きいプレイヤー、および手元に残ったカードの多いプレイヤーの勝利となります。 |
2.ねらい
本プログラムは、ゲーム手法を活用し、環境諸問題の中でも特に私たち一般家庭が取組む必要性の高い「地球温暖化」をとり上げ、地球温暖化防止のための行動として重要な「省エネルギー」に取り組むため、開発したものです。 本プログラムの効果として、プレイヤー自身が自らのライフスタイルをカードによって分析・目標設定を行うことで、
[2]省エネルギーの継続・改善
プログラムの特徴
- 行動することをめざした環境教育
- 教育目的を達成するための最適手法=カードゲーム
- 「メリルと卵」の物語が http://www.meritama.com に隔週連載で始まります
- 利用者である子供が、入りやすいキットです
新しい環境教育手法
- 環境教育にカードゲーム&トレカ手法を応用しました。
- 環境保全のための行動に入りやすいプログラムです。
- 環境保全行動の継続を図ります。
(ファンタジックなショートストーリー、ユーザーと同世代のキャラクターによる展開で時間的つながりや、人のつながりを重視)
これまでにないカードゲーム
- 環境色を出さずに、環境保全をとり上げました。
- 子供の感性に合わせた構成です。
- テーマは、日常生活の当たり前にあること、大切なこと。
- 気がつくと、優しい気持ちになれる物語です。
- 冒険をとおし、読者である子供達が成長することで、主人公メリルも成長していきます。
参考.SAVE ENERGYの効果
[1]自己分析: | プレイヤー自身の現状把握、各取り組みの省エネ効果を明確に意識しやすい |
[2]コミュニケーション: | プレイヤー同士が結果を比較し合うことにより、傾向分析の実施、ディスカッションを行いやすい また、ゲーム的性格の大きいプログラム(勝ち負け等)であるため、勝利=省エネルギーに取り組むこと として自己への導入意欲の向上を図りやすい |
[3]目標設定: | プレイヤーの今後の省エネ行動について、カードの選択という作業を行うことで、具体的な目標設定を行いやすく、目標を明確に意識できる |
参考2.これまでの省エネルギー普及の方策
方策 | 目的(期待できる効果) | 課題 |
---|---|---|
パンフレットによる情報提供 | 情報提供 | 自己分析・目標設定 |
省エネチェックシート | 情報提供と自己分析 | 目標設定 |
環境家計簿 | 自己分析 | 継続性・目標設定 |
3.入手方法等
提供開始予定日 | 2005年2月3日 | |
入手方法 | ・ | 当面、(財)日本環境協会こども環境相談室利用者へ配付(無料) |
・ | 平成17年度は、東京電力株式会社が「こどもエコクラブ*」メンバーへ配付(無料)します。
様子を見て順次、提供を拡大していきます。
*小中学生の自発的な環境保全活動を支援するための環境省事業
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制作協力 :東京電力株式会社
イラスト :有限会社Storyteller
ストーリー :有限会社Storyteller
印刷 :佐藤印刷(株)