━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JEA メールマガジン 第3号 2005.12.1 発行 URL http://www.jeas.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、(財)日本環境協会です。 当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。 ---------------------------------------------------------------------- 【目次】 ★ 《トピックス》今後の温室効果ガス削減のために! ☆ 【我が国の16年度の温室効果ガスの排出量の状況】 ☆ 【京都議定書達成のための取組】 ☆ 【IEAレポートと日本21世紀ビジョン】 ★ 平成17年度冬季全国星空継続観察について ★ JAXA衛星ミッションとエコマーク使用について ★ 「親子でチャレンジ!エコ・スタンプラリー」開催中 ★ 「エコプロダクツ2005」開催! ★ バーゼル法説明会のお知らせ ★ イベント案内・情報 ─────────────────────────────────── 《トピックス》 今後の温室効果ガス削減のために! ─────────────────────────────────── 12月は、「地球温暖化防止月間」、「大気汚染防止推進月間」です。 改めて地球環境の現状を知り、どのような取組がなされているかを理解するために 「今後の温室効果ガス削減のために!」と題して、取り上げてみました。 「地球温暖化防止月間」行事概要 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6600 【我が国の16年度の温室効果ガスの排出量の状況】 我が国の16年度の温室効果ガス排出量は、10月に公表された速報値によると 13億2,900万トンと、京都議定書の規定による基準年(1990年)と比べ 7.4% 上回っています。 >>>http://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/2004sokuho_gaiyo.pdf このため、京都議定書の国際約束である6%削減には、約14%とかなりの削減努力 が必要となります。また、部門別には、業務その他部門が基準年に比べ35.5%増、 家庭部門が30%増と比較的に高い伸びとなっており、あらゆる主体による広範な取 組が必要となっています。 【京都議定書達成のための取組】 2月に発効した京都議定書の達成のため、政府では「京都議定書目標達成計画」 を定め、これに基づいて、環境省をはじめ多様な地球温暖化対策を進めています。 >>>http://www.env.go.jp/houdou/gazou/5937/6699/2278.pdf この取組の中から、家庭部門に係る「エコ住宅の普及」と、業務部門に係る「省エネ コンビニ化」の話題をご紹介します。 ◇エコ住宅の普及 「エコ住宅」は、いろいろな工夫で家の断熱性を高めたり、屋上の緑化、パッ シブソーラーハウス、太陽光発電設備の取り付けなどによって、住んでいて、 エネルギー消費量の少ない建物であり、大幅な普及が期待されます。 環境省は、エコ住宅を普及するため、次世代型省エネルギー基準に適合した 断熱素材、住宅太陽光発電システム及び高効率給湯機器をパッケージで導入し て二酸化炭素排出量を普通の住宅より大幅に削減できるエコ住宅を「環の匠住 宅」と名付け、その導入を支援しています。 →エコ住宅にするためにできることとその効果に係る情報 >>>http://www.jccca.org/find/action/group/4/ (身近でできる取組「エコ住宅」-全国地球温暖化防止活動推進センター) →エコ住宅・エコ機器をテーマに環のくらしに役立つ技術情報 >>>http://www.wanokurashi.ne.jp/mat/tech.html (エコ住宅・エコ機器情報-環のくらし会議事務局) ◇省エネコンビニ化 業務部門の中でも、コンビニは、市民に身近で24時間営業のため、エネルギー の効果的使用が課題です。このコンビニに省エネ型へ変身してもらうべく、環境 省では、冷・空調一体型室外機の設置、店内照明の調光などを備えた「省エネ型 コンビニ」化の取組を支援しています。 これによって、例えば、ローソンでは、新規店で25%の二酸化炭素の削減が図れ るそうです。 >>>http://www.asahi.com/business/update/1121/097.html 【IEAレポートと日本21世紀ビジョン】 ◇「世界エネルギー・アウトルック2005」 地球温暖化を防ぐためには、持続可能なエネルギー消費への取組を世界的に 進める必要があり、これを訴えるレポートが11月7日、国際エネルギー機関(IEA)か ら発表されました。IEAは、本レポートで、エネルギーの消費国が需要を抑制し、燃 料の消費パターンを変更する対策を講じない場合、世界のCO2排出量は2030年ま でに 52%増加すると警告しています。公表に際し、IEA事務局次長のラムゼイ氏 は、 「この予測はエネルギー安全保障や環境の視点からは持続可能でない未来を 示唆するもの」であり、地球を「持続可能なエネルギー・パス(道)」に乗せる取組を 訴えています。 >>>http://www.eic.or.jp//?act=view&word=&category=61&serial=11781 ◇日本21世紀ビジョン 内閣府の専門調査会がまとめた「日本21世紀ビジョン」では、「開かれた文化創 造国家」へ向けて、日本は、地球規模の課題の解決に主導的な役割を果たすべ く、省エネルギーや環境対策を推進した経験を活かし、そのノウハウや技術の移 転・協力を進めるなどの行動を採ることが必要としています。 >>>http://www.keizai-shimon.go.jp/special/vision/index.html ─────────────────────────────────── 平成17年度冬季全国星空継続観察について ─────────────────────────────────── 最近、夜空を見上げたことはありますか?「あれっ?昔より星が減っている?」と 感じたことはありませんか。 全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)は星空の観察という身近な 方法で、大気環境の状態を調べるとともに、大気環境保全の大切さについて考えて いただくことを目的としています。今年度の冬季全国星空継続観察は、2006年1月18 日(水)~1月31日(火)に実施します。 冬の空は透明度が高く、四季の中でもっとも星が見えやすい時期。外に出てあなた の街の星空を眺めてみませんか。 >>>http://www.env.go.jp/kids/star.html ─────────────────────────────────── JAXA衛星ミッションとエコマーク使用について ─────────────────────────────────── 当協会(エコマーク事務局)は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が今年度打ち上げ 予定の陸域観測技術衛星(ALOS:エイロス)のミッションに関連し宇宙開発を通じた 「環境保全」などの社会貢献活動を支援し、シンボルマークとしてのエコマークの使 用を認めることとなりました。エコマークのロゴが、本衛星を搭載するロケット機体壁面 にも表示される予定です。 このような政府機関(官公庁)や地方自治体等が実施する特定の環境保全活動に 対しては、「シンボルマーク」として「エコマーク」の使用を認めています。 >>>http://www.ecomark.jp/pdf/05-014.pdf ─────────────────────────────────── 「親子でチャレンジ!エコ・スタンプラリー」開催中! ─────────────────────────────────── 環境省と当協会の全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)主催による 『エコ・スタンプラリー』を2006年1月15日(日)まで開催しています。 地球温暖化についての展示や体験、イベントなどが用意されており、親子で楽し みながら地球温暖化を防ぐヒントを身につけることができます。 「ストップおんだん館」他4館が共同開催するもので、このうち2館以上を回って スタンプを集めると、抽選で素敵なプレゼントが当たります。 >>>http://www.team-6.jp/report//0511/051118a.html ─────────────────────────────────── 「エコプロダクツ2005」開催! ─────────────────────────────────── 12月15日(木)~17日(土)、東京ビックサイトにて、企業・団体、NGO・NPO、 行政・自治体、大学・研究機関、そして一般消費者の502社・団体/970小間が出展 する国内最大級の環境展示会「エコプロダクツ2005」が開催されます。 当協会「ストップおんだん館」の出展や環境パートナーシップオフィス(EPO)/地 球環境パートナーシッププラザ(GEIC)も環境パートナーシップに関するミニセミナ ーを開催します。 >>>http://eco-pro.com/ ─────────────────────────────────── バーゼル法説明会のお知らせ ─────────────────────────────────── 環境省と経済産業省の共催で、下記の日程・会場で、バーゼル条約、バーゼル法 及び廃棄物処理法の概要について、説明会が開催されます。 この説明会は、1月以降にも、名古屋市、高松市、横浜市、新潟市で開催が予定され ており、当メールマガジンでも随時お知らせします。 ・12月9日(金) 14:00-16:00 さいたま新都心合同庁舎 1号館2階講堂 >>>http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/kokusai/20050915basel.html ※参加希望の方は、日程の下のアドレスにアクセスしていただき、ホーム ぺージにアップロードされている申込用紙にてお申込みください。 ─────────────────────────────────── イベント案内・情報 ─────────────────────────────────── ◆印・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報 ◇印・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報 ◆ 12月3日 「環境ボランティア合同説明会」 主催:地球環境パートナーシッププラザ 会場:環境パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区) http://www.geic.or.jp/geic/2005/support/vol/1203/index.html ◆12月6日 ESDセミナー(第3回)「環境教育と人権教育」 主催:地球環境パートナーシッププラザ/環境パートナーシップオフィス、 「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議 会場:環境パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区) http://www.geic.or.jp/geic/partnership/ESD/051206/info.html ◆12月7日 行政とNPOのためのパートナーシップ入門講座(第3回) 「NPOが生み出す地域の底力」 主催:地球環境パートナーシッププラザ/環境パートナーシップオフィス、 会場:環境パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区) http://www.geic.or.jp/geic/partnership/nyumon/03/1207info.html ◆12月15日 先進的環境政策セミナー(第6回) 「排出量取引 ~地球温暖化防止対策の今~」 主催:地球環境パートナーシッププラザ/環境パートナーシップオフィス、 会場:環境パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区) http://www.geic.or.jp/geic/partnership/adv/06/info.html ◇12月9日~11日 「環境教育関東ミーティング」 主催:独立行政法人国立青年の家国立赤城青年の家 環境教育関東ミーティング実行委員会 会場:国立赤城青年の家(群馬県勢多郡) http://www.akagi-nyh.com/kankyouh17/kaisai/PAGE001.HTM ◇12月10日・11日 「京都環境フェスティバル2005」 主催:京都府、京都地球の共生府民会議、(財)自治総合センター 京都府地球温暖化防止活動推進センター 会場:京都府総合見本市会館(京都市伏見区) http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/fes/fesbosyu05.html ◇12月10日・11日 「みどりの小道 環境日記シンポジウム」 主催:財団法人グリーンクロスジャパン 会場:国立オリンピック記念青少年センター(東京都渋谷区) http://www.gcj.jp/komichi/2005symposium.htm ◇12月12日~14日 「ECO Design 2005」 主催:エコデザイン学会連合 会場:学術総合センター(東京都千代田区) http://www.ecodenet.com/ed2005/Ja/index.htm ◇12月13日 「第5回NGO/NPO・企業の環境政策提言フォーラム」 主催:環境省 会場:中央合同庁舎第5号館 講堂(東京都千代田区) http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6532 ─────────────────────────────────── 編集後記 ─────────────────────────────────── 豪雪地で生まれた私は、春は雪解けからはじまり、夏はフエン現象が起こる程暑く、 秋は一雨ごとに寒くなり、冬は一晩で1mもの大雪が降る。そんな生活の中で自然と 四季を身近に感じていました。気象の違いもありますが、東京では自然と四季を感じ ることが少なく、温暖化の影響のためか故郷も積雪量が少なくなりました。 CO2は家庭部門30%増、自分の生活を考えてみようと思います。 編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中田・中川 ━┛━┛━┛━┛ 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 プライム神谷町2Fビル URL:http://www.jeas.or.jp/ TEL:03-5114-1251 FAX:03-5114-1250 配信の申込、変更、中止は上記の連絡先までお願いいたします。