━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JEA メールマガジン 第11号 2006.8.1 発行 URL http://www.jeas.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、(財)日本環境協会です。 当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。 ------------------------------------------------------------------ 【目次】 ★ 《トピックス》 星空を取り戻そう! ☆ 光害について学ぶ ☆ 星空を守る ☆ 星空を眺める ★名古屋市「エコ文具を使ってハッピー大作戦!」を展開中 ★「エコマーク取得相談会」開催迫る! ★平成18年度環境カウンセラーを募集 ★EPO/GEIC10周年記念ワークショップ 第4回 ★「やってみよう!環境ボランティア2006-2007」発行 ★主体間連携モデル推進事業の採択団体発表 ★地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業の採択団体発表 ★ストップおんだん館 8月のイベント ★イベント案内・情報 ────────────────────────────────―― 《トピックス》 星空を取り戻そう! ────────────────────────────────―― 7月7日の七夕、みなさんは空を仰ぎ見られましたか?残念なことに、都市部 で生活をしていて天の川を眺める経験を持つ方は、非常に少ないのではないで しょうか。満天の星空は、身近には得難いものになってしまいました。 星が見づらくなった大きな要因として考えられるのが光害(ひかりがい、Light pollution)です。夜間の地球を撮影した衛星写真を見ると、都市の明かりが空に 向かって放たれているため、大都市部周辺は眩いばかりに明るく写っています。 夜間の過度な明るさは、星空を見づらくし、動植物の生育に影響を与えるだけで なく、大量の電力を消費することで、地球温暖化の原因にもなっています。 今回は、光害について取上げてみます。 ◇ 光害について学ぶ 環境省から、光害対策のためのガイドライン等がだされています。主に地方公 共団体の地域照明環境の計画検討に役立つ内容になっていますが、光害の影 響についての説明や、光害防止に向けた取組み方法などが、詳しく書かれてお り、身の回りの光害を考える上でも参考になる資料です。 【光害対策ガイドライン】 光害の問題について、良好な大気生活環境保全上の観点から捉えなおすととも に国際的なガイドライン策定の動きに対して整合を考慮して、平成10年、人工光 の使用に伴い必要となる環境配慮のあり方についてのガイドラインが取りまとめ られました。 >>> http://www.env.go.jp/air/life/hikari_g/index.html 【地域照明環境計画策定マニュアル】 「光害対策ガイドライン」を受けて、平成12年に作成されました。光害の概要とそ の対策方法や地方自治体が地域照明環境計画を策定する上でのポイントを中心 にとりまとめられています。 >>> http://www.env.go.jp/air/life/m-syomei/index.html 【光害防止制度に係るガイドブック】 地方公共団体が具体的な施策を検討する際の参考資料として、平成13年に作成 されました。光害防止の取組みや、海外の光害防止条例が紹介されています。 >>> http://www.env.go.jp/air/report/h13-02/index.html 【光害とエネルギーの無駄】 光害の大きな原因は、漏れ光、障害光(ギラギラや眩しさ)などを生む質の低い 夜間屋外照明と言われますが、これは同時に、大きなエネルギーの無駄も発生 させていることが指摘され始めています。 米国の試算では、控えめな数字として照明に使われている費用の30%が無駄 になっており、その額は国際ダークスカイ協会(IDA)のDavid会長によれば、約20 億ドルにのぼるとされています。 >>> http://www2a.biglobe.ne.jp/~wakaba/lp.htm ◇ 星空を守る 全国の星空の継続観測や地方自治体の積極的な光害防止活動など、星空を 守るための取り組みを紹介します。 【全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)】 環境省は、全国各地で一斉に、肉眼や双眼鏡を使った身近な方法により星空 観察を行う全国星空継続観察を、毎年、夏期と冬期の2回実施しています。 星空観察の調査結果を参考に、上空への漏れ光が少ない照明器具や明るすぎ ない照明の普及、地球温暖化の防止や大気汚染の改善に向けて、より一層の 施策の推進を図っていくこととしています。 >>> http://www.env.go.jp/kids/star.html 【星空の街・あおぞらの街全国大会in二戸】 第18回を迎える「星空お街・あおぞらの街全国大会」が、8月26日(土)・27日 (日)岩手県二戸市で開催されます。大会では、全国星空継続観察等の大気 環境の保全に優れた活動を行った団体や個人に対して環境大臣から表彰が なされるとともに、星空観察会や星をテーマにした講演会が実施されます。 >>> http://www.city.ninohe.iwate.jp/event/hosizora/hosizora.html 【高山村光環境条例】 「県立ぐんま天文台」が設置されている高山村では、人工光の増加を抑制し、 天体観測に適した環境を保つことを目的に「光環境条例」を制定しています。 村の責務はもとより、村民や事業者に対しても、人工光の抑制への努力を求 めています。 >>> http://vill.takayama.gunma.jp/jore.html 【ブラックイルミネーション2006】 エネルギーの無駄の防止は、夜空の回復のほか、CO2削減につながります。 今年6月18日(日)に行われた「ブラックイルミネーション2006」では、お台場の パレットタウン大観覧車や東京タワーをはじめ、全国約4万箇所の施設が参加 し、一斉にライトダウンを行い、地球温暖化防止を呼びかけました。 >>> http://www.wanokurashi.ne.jp/act/campaign/index_m.html ◇ 星空を眺める 8月は、梅雨が明けて天候が安定していることから各地で星空観察会が実施 されます。広大な宇宙の魅力に浸ってみるのはいかがでしょう。 【国立天文台】 サイトの「ほしぞら情報」では月ごとに、東京の天文図や、天文現象、逐次開 催される観察会などが紹介されています。この他にも、サイト内では一般向け から、研究者向けまで、幅広い情報が掲載されています。 >>> http://www.nao.ac.jp/index_public.html 【スター・ウィーク2006】 スター・ウィーク(8月1日~7日)は、1995年から始まった、星に親しむ週間で す。全国各地で星空観察会やイベントが実施されます。 >>> http://www.starweek.jp/index.shtml ────────────────────────────────―― 名古屋市、「エコ文具使ってハッピー大作戦!」を展開中 ────────────────────────────────―― 名古屋市では、2006年6月1日より「エコ文具使ってハッピー大作戦!」を展 開中(11月30日まで)。エコマーク事務局も協賛することになりました。 この企画は、エコマークまたはグリーンマークが付いた文具を協力店で購入 すると「エコクーぴょん」が貰え、「エコ文具購入者宣言カード」に「エコクーぴょ ん」を貼って、エコ文具購入者宣言をするというものです。 宣言の言葉は「わたしは、環境にやさしいエコ文具の購入など、グリーンコン シューマーとして、今後も地球にやさしい行動に努めます」です。 この企画を通して、子どもたちの環境やエコマーク認定商品等の環境に配慮 した商品への認識が高まることが期待されます。 >>> http://www.city.nagoya.jp/kurashi/gomishigen/kankyoday/nagoya00027039.html ────────────────────────────────―― 「エコマーク取得相談会」開催迫る! ────────────────────────────────―― エコマーク取得相談会を大阪で開催します。費用は無料ですので、奮ってご 参加ください。 日時:2006年8月25日(金) ①午前の部 10:30~12:30(予定) ②午後の部 13:30~16:30(予定) 会場:おおさかATCグリーンエコプラザ エコマークゾーン (大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟 11階) *「エコマーク取得相談会」に参加を希望される方は、下記の項目、①~⑤を明 記の上、FAXにて8月11日(金)までにお申込ください。 ①企業名・団体名 ②ご担当者名 ③ご連絡先番号・FAX番号 ④相談内容(認定申込をされる商品の具体的内容、該当するエコマーク類型名) ⑤希望時間帯(午前 or 午後) 申込先:エコマーク事務局 認証課 FAX 03-5114-1257 ────────────────────────────────―― 平成18年度環境カウンセラーを募集 ────────────────────────────────―― 平成18年度環境カウンセラーを募集します。環境に関する知識と経験を活か したいという方はぜひご応募下さい。なお、申請手数料は無料です。 (1) 申請受付期間(募集期間) 平成18年9月1日(金)~9月30日(土) (2) 申請方法 募集期間内に申請書類等を(財)日本環境協会までご提出下さい。 詳細は「平成18年度環境カウンセラー募集要項」に記載しております。 募集要項の請求・ダウンロードに関しては、 環境カウンセラーHP「カウンセラーになるには」をご覧下さい。 >>> http://www.env.go.jp/policy/counsel/04.html お問い合わせ先:(財)日本環境協会 環境カウンセラー担当 大場・大森 TEL:03-5114-1251/FAX:03-5114-1250 ────────────────────────────────―― EPO/GEIC 10周年記念ワークショップ 第4回 ────────────────────────────────―― EPO/GEICでは、設立10周年の機会をとらえ、環境パートナーシップに関わ る幅広い人々に参加していただき「連続ワークショップ」を開催しています。 第4回目は「行政とパートナーシップ」についてをテーマに話し合います。 >>> http://www.geic.or.jp/geic/partnership/10th/ 問い合わせ先 :環境パートナーシップオフィス(担当 星野> 〒105-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 TEL:03-3406-5180 ────────────────────────────────―― 「やってみよう!環境ボランティア2006-2007」発行 ────────────────────────────────―― 地球環境パートナーシッププラザでは、ボランティア活動が活発になる夏を 前に、環境ボランティアカタログ&ガイドブック全国版を発行しました。 森林・水辺・野生生物・自然災害など多様な分野から初めての人にも参加し やすそうなものを紹介しています。ボランティア情報を探す人や、ボランティア をコーディネートする方はご活用くだい。 【入手方法】 1.地球環境パートナーシッププラザにお越しいただければ差し上げます。 2.郵送をご希望の場合は送料実費でお送りいたします。140円切手を貼った 返信封筒(B5判の冊子が入る大きさ)に、ご住所・お名前をご記入の上、 下記までお送りください。 【お問合せ・お申込】担当:須藤(GEIC) 地球環境パートナーシッププラザ「やってみよう!環境ボランティア」係 TEL:03-3407-8107 FAX:03-3407-8164 E-Mail:[email protected] >>> http://www.geic.or.jp/geic/2006/support/vol/kanvol.html ────────────────────────────────── 主体間連携モデル推進事業の採択団体発表 ────────────────────────────────── 各体の省エネ・代エネ対策を効果的に促進させ、二酸化炭素排出量を削減 し地球温暖化防止を図るためには、需要サイドと供給サイドが連携した一体的 な取組を推進することが重要です。このため、環境省では他の地域での取組 モデルとなるような一体的な取組を進める成功事例を創出するため、「主体 間連携モデル推進事業」を実施しています。 この度、住宅と家電を対象とした平成18年度事業の募集がなされ、審査の 結果23事業が採択され、環境省のホームページで発表されました。 >>> http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7242 また、「主体間連携モデル推進事業」の平成17年度成果である、省エネ住宅・ 省エネ家電ファクトシートや25件の採択事業の成果概要について、JCCCAの WEBサイトに掲載していますのでご覧ください。 >>> http://jccca.org/content/view/1253/815/ ────────────────────────────────── 地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業の採択団体発表 ────────────────────────────────── NPO等が地域の住民などと協同して行う代エネ・省エネによるエネルギー 起源の二酸化炭素排出抑制のための事業で、排出抑制効果が高く、他の地 域でも応用可能性のある事業を「地域協同実施排出抑制対策推進モデル事 業」として実施します。本年度も、JCCCAを通じてNGO、NPOに広く募集が行わ れ、その中から審査の結果13プロジェクトが採択され、環境省のホームページ で発表されました。 >>> http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7248 また、「平成17年度地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業」の成果と マニュアルをJCCCAのWEBサイトに掲示しましたのでご覧ください。 >>> http://jccca.org/content/blogcategory/97/715/ 【地球温暖化防止活動大臣表彰の募集】 地球温暖化防止活動大臣表彰の募集を8月上旬頃に開始する予定です。 詳細は、環境省ホームページ及び全国センターホームページに掲載されます。 ────────────────────────────────―― ストップおんだん館 8月のイベント ────────────────────────────────―― 夏休み到来! ストップおんだん館では、毎年、小中学生を対象としたキッズイベントや、指導 者向けの教える人講座を実施しています。 今年も以下のように企画をしております。 夏の自由研究に、スキルアップにストップおんだん館をご活用ください! >>> http://www.jccca.org/ondankan/event/2006summer.html ★キッズイベント 「てくてくまちの探偵団 ~まちの暑さのヒミツを探れ!~」 日時:8月4日(金) 10:00~12:00 8月11日(金)10:00~12:00 定員:各回30名(小・中学生) ★「市民を巻きこむ展示づくりのコツ」 日時:8月18日(金) 10:00~16:00 定員:30名(指導者、教育関係者、教える人向け) ★夏の週末プログラム「クルクル・つくーる」 日時:8月5日、12日、19日、26日(土)14:00~15:00 定員:各回25名(小・中学生) 内容:簡単にできるエコグッズを作ります。いらない布切れを使った リバーシブル箸入れや、ソーラーボール、地球儀など。 ★世界おんだんか紀行♪ イギリス湖水地方編 「 ピーターラビットとビアトリクス・ポターのおはなし ~100年つづくナチュラルライフのすすめ~ 」 日時:8月20日(日) 14:00~15:30 定員:100名(一般・親子向け) 内容:ゲストと一緒にピーターラビットの物語の世界をめぐりながら、 ピーター流ナチュラルライフについて考えていくトークイベントです。 ────────────────────────────────―― イベント案内・情報 ────────────────────────────────―― ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報 ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報 ◆8月4日~6日「環境広場さっぽろ 2006」 ~ 我が家の環境大臣のブースが出展します ~ 主催: 「環境広場さっぽろ」実行委員会 会場:アクセスサッポロ(北海道札幌市) http://www.eco-family.jp/information/ecoinfo_details.html?dno=78&from=information ◆8月18日「EPO/GEIC 10周年記念ワークショップVol.4」 主催:環境パートナーシップオフィス/地球環境パートナーシッププラザ 会場:環境パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区) http://www.geic.or.jp/geic/partnership/10th/ ※ ストップおんだん館のイベントについては、本メールマガジン記事 「ストップおんだん館 8月のイベント」をご参照ください。 ◇8月9日~12日「JUNECフォーラム2006」 主催:こども国連環境会議推進協会 会場:国際連合大学(東京都渋谷区) http://www.junec.gr.jp/top.html ◇8月29日~9月1日「ウェステック2006 廃棄物処理・再資源化展」 主催:ウィステック実行委員会 会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市) http://www.wastec.gr.jp/ ────────────────────────────────―― 編集後記 ────────────────────────────────―― 梅雨の時期に七夕、桃の咲かぬうちに桃の節句と、新暦では行事と実際の 季節とがしっくりときません。いかに季節の先取りを粋に感じる日本人だといっ ても、先取りのしすぎです。そこで、旧暦になおすと新暦のいつ頃にあたるか を調べてみました。すると、今年の桃の節句は3月31日、七夕は、7月31日。 それならば、桃も咲くし、梅雨も明けて納得です。 暦を2つ使いこなすのはややこしいけど、たまには昔の暦で、その時々の季節 とともに日本の行事を楽しむのも面白そうですね。 (中川) 編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中田・中川 ━┛━┛━┛━┛ 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 ダヴィンチ神谷町2F URL:http://www.jeas.or.jp/ TEL:03-5114-1251 FAX:03-5114-1250