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JEA &メールマガジン
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        JEA  メールマガジン 第12号
                           2006.9.1 発行
                      URL  http://www.jeas.or.jp/
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こんにちは、(財)日本環境協会です。
当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。
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 【目次】
★ 《トピックス》オゾン層の保護対策を巡って
  ☆ オゾン層問題の概要
  ☆ オゾン層等の現状 
  ☆ オゾン層の保護対策
★第2回グリーン購入世界会議inバルセロナ開催
★EPO/GEIC10周年記念ワークショップ 第5回
★「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー開催
★エコマークで世界最高水準の環境対応を規定するパソコンの新基準制定
★エコマーク事務局出展展示会のお知らせ
★「平成19年版環境白書」の表紙となる絵を募集します!!
★「ピーターラビット(R)とおんだんかのおはなし」全国展開!
★地球温暖化防止活動環境大臣表彰の募集を開始
★「ストップおんだん館」イチオシ展示!
★イベント案内・情報

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          《トピックス》オゾン層の保護対策を巡って
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 季節は、秋へと移り変わり始めましたが、太陽の強い陽射しはまだまだ続いて
います。そこで気になるのは、私たちの体に悪影響を及ぼす紫外線です。
夏の間、紫外線対策のため、毎日の予報をチェックされた方も多いと思います。
この有害紫外線を吸収し、私たち生物を守ってくれているのが、地球をとりまく
オゾン層です。このオゾン層がCFC(クロロフルオロカーボン;いわゆるフロンの
一種)等の化学物質により破壊されており、その結果として、地上に到達する有
害紫外線の量が増加することにより様々な影響が懸念されています。
そこで、今回は、オゾン層の保護対策について取り上げてみました。


◇オゾン層問題の概要
 大気中のオゾンは、その約90%が地上から10~50km上空の成層圏と呼ばれる
領域に集まっています。この成層圏オゾンが、通常「オゾン層」と呼ばれています。
このオゾン層がどのようなメカニズムで破壊されてしまうのかを整理してみます。

【オゾン層・紫外線】
 オゾン層がどのように紫外線を吸収し、またどのようなメカニズムで破壊されて
いるのか、オゾン層と紫外線の観測方法の紹介とともに解説されています。
>>>http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/ozonehp/3-0ozone.html

【オゾン層の破壊―過去・現在・未来―】
 オゾン層の破壊の現状と展望、オゾン層の観測、紫外線の害などについて解説
されています。
>>>http://www.nies.go.jp/escience/ozone/index.html

【パンフレットの紹介】
 オゾン層保護のため、オゾン層の問題について分かり易く解説したパンフレットが
配布されています。
 ・パンフレット「オゾン層ってどうなっているの?」環境省
  >>>http://www.env.go.jp/earth/ozone/pamph/index.html
 ・「守ろうオゾン層防ごう地球温暖化」経済産業省
  >>>http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/04ozone/pamphlet/H17ozone.pdf


◇オゾン層等の現状
 1980年半ば、南極上空でオゾンホールが発見されて以来、オゾン層の観測が進めら
れています。これら観測結果は、オゾン層保護のための科学的根拠として使われるな
ど広く利用されています。

【平成17年度 オゾン層等の監視結果に関する年次報告書】
 環境省は、平成17年度におけるオゾン層等の監視結果を取りまとめました。
地球全体のオゾン量は、現在も減少した状態が続いており、日本上空では、1990年代
半ば以降はほとんど変化していないか、緩やかな増加傾向が見られるものの、1980年
以前と比較すると減少しています。
>>>http://www.env.go.jp/earth/report/h18-03/index.html

【平成17年度のフロン類の破壊量の集計結果について】
 フロン類破壊業者からのフロン類の破壊量等の報告によると、平成17年度のフロン
類の破壊量は約2,788トンであり、平成16年度の破壊量と比較して約6%の減少と
なっています。フロン類の回収、破壊の一層の徹底が必要とされています。
>>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7264


◇オゾン層の保護対策
 オゾン層を保護するため、オゾン層保護のためのウィーン条約(1985年)、オゾン
層を破壊する物質に関するモントリオール議定書(1987年)が締結され、CFC等の
オゾン層破壊物質の段階的な削減が国際的に合意されました。我が国でも、オゾン
層破壊物質の排出規制や、回収・破壊の促進などの取り組みを進めています。
 
【特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)】
 我が国では、オゾン層保護法(1988年)に基づき、モントリオール議定書に定めら
れたCFC等の主要なオゾン層破壊物質の生産規制や排出抑制が進められ、2004年
までにその生産と消費が全廃されました。
>>>http://www.env.go.jp/council/06earth/y066-01/ref03.pdf(概要)

【フロン類の回収・破壊の実施】
 一方、過去に生産され、冷蔵庫、カーエアコン、冷凍空調機器等の中には、冷媒
として充填されたフロン類が相当量残されています。その市中ストック量は平成15年
度時点で、約33万トンにのぼると推計されており、オゾン層保護のためには、これら
残存フロン類の適確な回収・破壊の取り組みも重要です。
このため、業務用冷凍空調機器(エアコン、冷蔵・冷凍機器)の中の冷媒フロンに
ついて回収・破壊を強化するため「フロン回収破壊法」が先国会で改正・強化されました。
>>>http://www.env.go.jp/earth/ozone/cfc/law/kaisei/index.html

【ハロン破壊処理ガイドライン】
 環境省では、オゾン層破壊物質の一つであるハロンの大気中への放出を防止する
ため、消火設備等に広く用いられてきたハロンの回収及び破壊の取組の一層の
推進と破壊処理技術の速やかな普及を図るため、ガイドラインを取りまとめました。
>>>http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=8086&hou_id=7151

【オゾン層保護対策推進月間】
 モントリオール議定書が採択された9月16日を「国際オゾン層保護デー」とする
ことが1995年に国連において決議されました。我が国もこれに合わせて、1989年
から設けていた「オゾン層保護対策推進月間」を1997年から9月とし、毎年、
ポスターやパンフレットの作成・配布等の普及啓発活動を行っています。
>>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7457

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        第2回グリーン購入世界会議inバルセロナ開催
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 第2回グリーン購入世界会議が、9月20日~22日、スペインのバルセロナで
開催されます。本会議は、「エコプロキュア2006」の一部として開催され、政府・
自治体関係者のほか企業・諸団体など、世界各国のグリーン購入の関係者が
一堂に会します。 
 世界各地の持続可能な公共調達の事例や、グリーン購入に関する企業の取り
組みの報告、欧州委員会の支援を受けたLEAP(ローカルEMSと調達)プロジェク
トの成果発表のほか、分科会では、グリーン購入に関連する幅広いテーマが取上
げられます。
>>>http://www.gpn.jp/igpn/ecoprocura2006.html

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          EPO/GEIC 10周年記念ワークショップ 第5回
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 EPO/GEICでは、設立10周年の機会をとらえ、環境パートナーシップに関わ
る幅広い人々に参加していただき「連続ワークショップ」を開催しています。
 第5回目は「行政とパートナーシップ」をテーマに話し合います。
>>> http://www.geic.or.jp/geic/partnership/10th/060915/info.html

開催日時:9月15日(金) 18:30~21:00
 会 場 :パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区)
 対 象 :環境パートナーシップに携わる行政職員、企業職員、中間支援組織・
       NPOなど、研究者、その他各テーマに関心のある方30名。 
  参加費 :無料
 話題提供者:新海洋子氏[(特活)ボランタリーネイバーズ/EPO中部]
       嵯峨創平氏[(特活)環境文化のための対話研究所=IDEC]

問い合わせ先 :環境パートナーシップオフィス(担当 星野)
 〒105-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67  TEL:03-3406-5180

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       「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー開催
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 本セミナーでは、自らの土地が土壌汚染問題に直面した事業者の方々のために、
汚染された土壌から生じるリスクについて説明する側、される側、行政の立場の
それぞれの観点から、各方面の有識者の方々にご講演いただきリスクコミュニ
ケーション成功の鍵は何かを考えたいと思います。
(詳細が決まり次第、随時協会HPに掲載する予定です。)

●開催日時:10月13日(金)  13:30~16:50(予定)
    会 場 :大阪マーチャンダイズ・マート(大阪市)

●開催日時:11月17日(金)  13:30~16:50(予定)
    会 場 :北九州国際会議場(北九州市)

問い合わせ:(財)日本環境協会 堀河・中田
Tel:03-5114-1251 / Fax:03-5114-1250

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  エコマークで世界最高水準の環境対応を規定するパソコンの新基準制定
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 当協会では、エコマーク商品類型No.119「パーソナルコンピュータVersion2.0」
を2006年8月3日に制定しました。
 新認定基準では、低騒音性能の強化とVOC放散量の基準項目を追加し、健
康影響の側面で快適なPC環境をユーザーに提供しています。
 また、省エネルギーの性能の強化、特定の有害化学物質の規制、3R設計の
基準を設けるとともに、製品全体の二酸化炭素排出量削減を考慮し、ライフサ
イクルアセスメント(LCA)を基準に取り上げるなど、より地球環境に配慮した基
準となっています。
 このように新認定基準は、個人ユーザーから学校、会社、公共団体まで、幅
広いユーザーに支持されるものとなっており、この9月には新認定基準に適合
したパソコンが登場する予定です。

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            エコマーク事務局出展展示会のお知らせ
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 エコマーク事務局は、以下の展示会に出展します。展示会では、エコマーク
商品のPRや、エコマーク取得説明会を実施します。

●10月11日~13日 「第1回新エネルギー世界展示会」(幕張メッセ)
 関連資料の配布およびパネルの展示を予定しています。また、エコマーク取得
 のご相談もお受けいたします。 
 >>>http://www.cnt-inc.co.jp/energy/

●10月16日~17日 「ジャパン・ハウスウェア・トレードショー2006」
                                                                             
   (東京ビックサイト)
 展示会場内にエコマーク展示小間を集めた「エコマーク認定企業コーナー(仮
 称)」を設け、来場される小売業などの方々にエコマーク認定取得商品をアピー
 ルすることを計画しています。
 >>>http://www.j-houseware.com/information.html

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     「平成19年版環境白書」の表紙となる絵を募集します!! 
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 環境省では、平成19年版環境白書の表紙絵を昨年に引き続き公募しています。
各部門の最優秀作品には、環境大臣賞が贈られます。多くのご応募お待ちして
おります。

絵のテーマ:「環境にやさしい社会」
部門:小中学生の部/一般の部(高校生以上)
大きさ:四つ切り画用紙(542mm×382mm)を縦長で使用
締め切り:平成19年1月31日(水)   (当日消印有効)
>>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7403

問い合わせ:(財)日本環境協会 環境白書表紙絵係 中田・堀河
Tel:03-5114-1251  FAX:03-5114-1250

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       「ピーターラビット(R)とおんだんかのおはなし」全国展開!     
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 地球温暖化防止活動推進センターでは、「ピーターラビット」の版権を持つコピ
ーライツアジア株式会社の特別協力のもと、「ピーターラビット(R)とおんだんか
のおはなし」の地域展開を9月3日からスタートします。地球温暖化防止のため
の国民運動「チーム・マイナス6%」のチーム員であるピーターラビットのパネル
展示など、全国18ヶ所で展開する予定です。
>>> http://jccca.org/content/view/1336/748/

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         地球温暖化防止活動環境大臣表彰の募集を開始     
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 環境省が、平成18年度の地球温暖化防止活動環境大臣表彰の、候補者・団
体の公募を開始しました。
地球温暖化防止活動環境大臣表彰制度は、地球温暖化対策を推進するための
一環として、毎年、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、
その功績をたたえるため表彰を行うものです。
>>> http://jccca.org/content/view/1304/828

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              「ストップおんだん館」イチオシ展示!     
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 ストップおんだん館では、イチオシ展示「水と土をめぐる物語」を行っています。
地球の生命を育むもととなっている「水」や「土」。水や土と地球温暖化はどんな
ふうに関係していると思いますか?
   水とすずしさのヒミツの関係は?
   食べ物と水や土との関係は?
   水や土と地球温暖化の関係は?
   そして、私たちの生活と水と土との関係は?
いろいろな角度から水と土との関係を考える展示です。

>>> http://www.jccca.org/ondankan/tenji/index.html

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                イベント案内・情報
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                 ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報
                 ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報

◆9月15日「EPO/GEIC 10周年記念ワークショップ 第5回」
主催:地球環境パートナーシップオフィス/地球環境パートナーシッププラザ
会場:環境パートナーシップオフィス会議室(東京都渋谷区)
http://www.geic.or.jp/geic/partnership/10th/060915/info.html

◆9月20日「こどもエコクラブ サポーター&コーディネーター研修交流会」
主催:こどもエコクラブ全国事務局
会場:中国環境パートナーシップオフィス(広島県広島市)
http://www.env.go.jp/kids/ecoclub/info/h18/05_01.html

◆9月27日「こどもエコクラブ サポーター&コーディネーター研修交流会」
主催:こどもエコクラブ全国事務局
会場:金沢勤労者プラザ(石川県金沢市)
http://www.env.go.jp/kids/ecoclub/info/h18/05_01.html

◆10月13日「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー
主催:環境省、(財)日本環境協会
会場:大阪マーチャンダイズ・マート(大阪府大阪市)

◆11月17日「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー
主催:環境省、(財)日本環境協会
会場:北九州国際会議場(福岡県北九州市)

◇9月20日~22日「第47回大気環境学会年会」
主催:社団法人 大気環境学会
会場:東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)
http://jsae2006.adthree.com/

◇9月21日「環境カウンセラー制度創設10周年記念オープンフォーラム」
主催:特定非営利活動法人 環境カウンセラー全国連合会
会場:滝野川会館(東京都北区)

◇9月24日~11月26日「あいち こどもエコクラブ ふれあい会」
主催:特定非営利活動法人 エコバンクあいち
場所:愛知県内8箇所
http://www.ecobankaichi.jp/sub2.html

◇10月11日「土壌・地下水環境展」
主催:社団法人 土壌環境センター/日刊工業新聞社
会場:東京ビックサイト(東京都江東区)
http://www.nikkan.co.jp/eve/06dojyo/index.html

◇10月16日「ジャパン・ハウスウェア・トレードショー」
主催:日本プラスチック日用品工業組合
会場:東京ビックサイト(東京都江東区)
http://www.j-houseware.com/information.html

◇10月31日~11月1日「第50回全国環境衛生大会」
主催:財団法人 日本環境衛生センター
会場:神奈川県立県民ホール(神奈川県横浜市)
http://www.jesc.or.jp/conferen/index.html

◇10月31日~11月2日「エコプロダクツ国際展2006(シンガポール)」
主催:APO(アジア生産性機構)
会場:サンテック・シンガポール 国際会議・展示会センター
http://www.apo-tokyo.org/epif2006


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                 編集後記
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 気がついてみれば、日が沈むのも早くなり、夏も終わりに近いことを実感して
います。 夜には、秋の虫たちが鳴き始めましたが、お店に秋のおいしいものが
並ぶ頃、私の腹のムシも騒がしくなってくるでしょう!今年の秋もやっぱり「食欲の
秋」となることは確実です。いつもの空でも、秋の空は天高く、気持ちがいいもの
です。そんな秋の日は、心地よい風の中で昼寝でもしようと早くも思っています。
みなさんも秋の楽しみを探してみてはいかがでしょう。     (中田)


 編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中田・中川
 ━┛━┛━┛━┛    〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 
                           ダヴィンチ神谷町2F
                         URL:http://www.jeas.or.jp/
                                   TEL:03-5114-1251 FAX:03-5114-1250

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