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JEA &メールマガジン
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        JEA  メールマガジン 第14号
                           2006.11.1 発行
                      URL  http://www.jeas.or.jp/
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こんにちは、(財)日本環境協会です。
当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。
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 【目次】
★ 《トピックス》京都メカニズムの活用
 ☆京都メカニズムとは 
 ☆温室効果ガス排出量の現状 
  ☆京都メカニズム活用に向けた取組
  ☆自主参加型国内排出量取引制度  
★エコマーク事務局からの制度改善のお知らせ
★「環境にやさしい買い物キャンペーン」実施
★「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー開催
★シブヤ・ボランティア・ウィーク 参加団体募集
★環境ボランティアコーディネート・マルチステークホルダーミーティング
★環境と食べ物のつながりを考えるエコイベントに参加しよう!
★「気候変動枠組み条約締約国会議」特設ページを開始!
★「くるくる・つくーる」やってます!
★ストップおんだん館「ライフスタイルフォーラム2006」に出展します!!
★都道府県センター職員によるブログがスタート!!
★イベント案内・情報

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          《トピックス》京都メカニズムの活用
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 先日、2005年度の温室効果ガス総排出量(速報値)が13億6,400万トンであると
環境省から公表されました。これは、京都議定書の規定による基準年(原則
1990年)の総排出量と比べ、8.1%上回っています。議定書の6%削減約束の達成
のためには、基準年と比較し合計で14.1%の削減が必要となっています。この目標
達成の対策として、京都議定書目標達成計画では、①温室効果ガス排出削減②森
林吸収源対策③京都メカニズムを挙げています。
 今回は、目標達成のための補足的な仕組みである京都メカニズムについて取り
上げてみました。

◇京都メカニズムとは
 市場メカニズムを活用して、京都議定書に基づく国としての削減約束を達成する国
際的な仕組みであり、資金や技術の提供により海外で行なわれた排出削減量や初期
割当を自国のクレジット(排出削減量)として利用できる、次の3つの手法が定めら
れています。この3つを総称して、「京都メカニズム」と 呼んでいます。
(クレジット・・・京都メカニズムで移転される排出割当量、排出削減量等のことを
いいます。)

【共同実施(JI, Joint Implementation)】―京都議定書6条―
 先進国どうしが共同で事業を実施し、資金や技術を投資した国がその削減分を
自国の目標達成に利用できる制度。

【クリーン開発メカニズム(CDM, Clean Development Mechanism)】
 ―京都議定書12条―
 先進国と途上国が共同で事業を実施し、資金や技術を投資した国(先進国)が
その削減分を自国の目標達成に利用できる制度。第一約束期間が始まる前にクレ
ジットの発行が可能。

【国際排出量取引(Emissions Trading)】―京都議定書17条―
 各国の削減目標達成のため、先進国どうしが割当量や吸収源活動による吸収量な
どを売買する制度。

<図解 京都メカニズム 第6.1版>
 環境省から京都メカニズムについて、わかりやすく解説しています。各制度
の登録の手順や手続き等も掲載されています。
>>>http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/illust_3ed/ja.pdf

◇温室効果ガス排出量の現状
【2005年度の温室効果ガス排出量(速報値)】
2005年度の温室効果ガスの排出量は、13億6,400万トンであり、前年度に比べて
0.6%増加しています。これは、エネルギー起源二酸化炭素について、運輸部門が
減少した(前年度比1.8%減)一方で、厳冬などによって、家庭部門(4.5%増)、
業務その他部門(3.1%増)のエネルギー消費に伴う二酸化炭素排出量が大きく
伸びたことによるところが大きいといわれます。
>>>http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=8616&hou_id=7603
 
◇京都メカニズム活用に向けた取組
京都議定書目標達成計画では、6%削減約束を達成するため、国内温室効果ガス
の排出削減及び国内吸収源対策に最大限努力しても、なお目標達成に不足すると見
込まれる1.6%分(5年間で約1億トン)については、京都メカニズムを活用して
対応することとされています。
 京都メカニズムの活用に向け、その前提条件として議定書で整備が義務づけられ
ている国別登録簿制度の整備を内容とした地球温暖化対策推進法等の法改正が
先通常国会で行われるとともに、環境省や経済産業省を中心として、民間事業者等
に対してCDM/JI実施のための支援が進められています。
京都メカニズムの進捗状況は、次のとおりです。

【CDMプロジェクト政府承認審査結果について】
 10月24日現在、72のプロジェクトが日本政府から承認を得ており、年間CO2
排出削減量は、合計4012.69万トンの削減ができると算出されています。
>>>http://www.meti.go.jp/press/20061025001/cdm-press-release.pdf

【(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)】
 NEDOは、京都議定書の削減目標の達成に向けて政府がクレジットを取得する事業
を効率的に進めるため、政府(環境省と経済産業省)の委託によりクレジット取得
業務を行なっています。 
>>>http://www.nedo.go.jp/kyoumeka/index.html

◇自主参加型国内排出量取引制度
 環境省が平成17年度から開始した、温室効果ガスの排出削減に自主的・積極的
に取り組もうとする事業者に対し、一定量の排出削減約束と引換えに省エネ設備等
の整備に対する補助金を交付し支援し、排出削減約束を達成するために排出枠の
取引も可能とする制度です。先月、国内初の排出量売買取引が成立しました。
>>>http://www.env.go.jp/earth/ondanka/det/index.html

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             エコマーク事務局からの制度改善のお知らせ
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 エコマーク事務局では、エコマーク認定商品保有企業を対象に、本年8月に実
施したアンケート調査およびヒアリングをもとに、制度改善を早急に実施すべき
ものをピックアップし、検討を進めてきました。
今般、改善に向けた最初の取組として、「エコマーク認定番号およびマーク下段
表示の新基準での継続使用」と「既認定商品が新基準で再審査を受ける際の書類
審査の軽減措置」の2点の改善を行いました。
今後もエコマークの事業運営や制度の改善・改革をさらに推進してまいります。
>>>http://www.ecomark.jp/sokuhou.html#j1

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      「環境にやさしい買い物キャンペーン」実施
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 10月は「環境にやさしい買い物キャンペーン月間」です。本年度も内閣府、
経済産業省、環境省等の主導により「環境にやさしい買い物キャンペーン」が
実施されました。昨年に引き続き全47都道府県が参加し、流通事業者等の全国
組織である日本生活協同組合連合会、日本チェーンストア協会、日本百貨店協
会、(社)日本フランチャイズ協会等の協力により、全国約45,000店舗において
「ポスターの掲示」、「環境配慮型商品コーナーの設置」、「店内放送、レジでの
呼びかけ」など様々な取組みが展開されました。
また、各地方自治体でも、地域内における環境に配慮した消費行動の普及に向け
た企画やイベントなど、様々な取組が展開されました。
>>> http://www5.cao.go.jp/seikatsu/sho-ene/kaimono2006/kaimonotop2006.html

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       「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー開催
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 本セミナーでは、自らの土地の土壌汚染問題に直面した事業者や自治体の
方々のために、汚染された土壌から生じるリスクについて、説明する側、される
側、行政の立場のそれぞれの観点から、各方面の有識者の方々にご講演いた
だき、リスクコミュニケーション成功の鍵は何かを考えたいと思います。
>>>http://www.jeas.or.jp/dojo/semi_h18_1.html

●開催日時:11月17日(金) 13:30~16:50 (13:00開場)
  会  場  :北九州国際会議場(北九州市)
 なお、当日9:30~12:30に北九州エコタウンの見学会(希望参加)を開催します。

【お問い合わせ】(財)日本環境協会 堀河・中田
Tel:03-5114-1251 / Fax:03-5114-1250

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       シブヤ・ボランティア・ウィーク 参加団体募集
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 12月5日は世界ボランティアデー。GEICでは、12月5日から9日までをボランティア
ウィークとして、いろいろなイベントを開催します。環境NPO団体を対象に参加団体
を募集しています。ぜひ、ご参加下さい。申込締切:11月18日(金)

○ドネーション(寄付)・カフェ
環境活動やNPOを寄付で応援することを目的としたカフェスペースです。
期間中は、ワークショップや講習会をはじめ、ボランティアをしたい個人や
企業向けの相談コーナーもあります。

○環境ボランティア大作戦
期間中、アースデーマネーの「r」がもらえるボランティア・プログラムが目白押し。 




環境ボランティア未体験の方、ぜひはじめの一歩をこの機会に!
企業のご担当者様:この機会に、社員の参加に応じて寄付をする「マッチング
ギフト」を試してみませんか。
>>>http://www.geic.or.jp/geic/2006/support/vol/

【お申込・お問合】担当:須藤(GEIC)
 E-mail:[email protected] TEL:03-3407-8107 FAX:03-3407-8164

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  環境ボランティアコーディネート・マルチステークホルダーミーティング
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NPOと企業と中間支援組織のいい関係 コーディネートの担当者は何ができる?
 ~「自社ならではの取り組み」に出会う、いざなうポイントは?~

「企業の特長が活かせる社員のボランティア活動はないだろうか」、「どのNPO
と協働したらいいかわからない」「社内で理解を得るには?」など、GEICにもた
くさんの企業担当者の方々からのお問い合わせがあります。また、受け入れる団
体からも「いい出会いで活動の活性化をはかりたい」「継続的な関係づくりをし
たい」などの声をききます。
 3000人の社員の環境ボランティア活動を、環境と福祉のプログラムを組み合わ
せてコーディネートした事例をご紹介し、企業・NPO・中間支援組織それぞれの
立場から、コーディネートのツボをお聞きします。また、その後、多様な立場の
参加者で、情報交換、社会貢献プログラムづくりを体験します。

○参加対象: 
 ├ボランティアを送り出す方(企業等)
 ├ボランティアを受け入れる方(NPO等)
 ├ボランティアセンター、自治体など中間支援スタッフ
 └環境ボランティアに関心のある方
 ※32名限定!!
○日 時:2006年12月6日(水)15:00~18:00(交流会18:00~19:00)
○会 場:地球環境パートナーシッププラザ(GEIC) 
○参加費:無料(交流会は別途500円)

>>>http://www.geic.or.jp/geic/2006/support/vol/

【お申込・お問い合わせ】担当:須藤(GEIC)
 E-mail:[email protected]  TEL:03-3407-8107 FAX:03-3407-8164

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      環境と食べ物のつながりを考えるエコイベントに参加しよう! 
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 我が家の環境大臣事業では、全国のエコファミリーが2週間同じ活動にチャレン
ジする「エコイベント」として、11月9日(木)より「みんなにオイシイ◎にっぽんごはん」
が始まります!1日でいくつ日本の食材をいただいたかをカウントし、サイトに入力
するだけで全国のファミリーの集計値がリアル表示されます。フードマイレージ
について考えるきっかけにも?! たくさんのご参加お待ちしています。
>>>http://www.eco-family.jp/practice/ecoevent_details.html?dno=15

【お問い合わせ】(財)日本環境協会 我が家の環境大臣全国事務局
Tel:03-5114-1251 / Fax:03-5114-1250

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   「気候変動枠組み条約締約国会議」特設ページを開始!
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 11月6日からケニア・ナイロビで気候変動枠組み条約締約国会議(COP12・
COP/MOP2)が開催されます。JCCCAでは今年もこの会議について、現地から
レポートします。それに先立ち、COP12の特設ページがスタートします。
世界の国々が地球温暖化を防止するために今まで話し合ってきたこととあわせて
ご覧ください。

COP12特設ページ(近日公開予定 http://www.jccca.org/) 
過去の国際会議レポート(http://www.jccca.org/content/section/3/600/)
国際交渉の歴史と課題(http://www.jccca.org/content/blogcategory/73/566/)

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            「くるくる・つくーる」やってます! 
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 ストップおんだん館では、夏休みに大好評だった、子供向け工作イベント「くる
くる・つくーる」がかえってきました!毎月1回、土曜日に楽しく使える素敵なグッズを
つく~ります。ぜひ、ふるってご参加ください。

○2006年11月25日(土)14:00~15:00 箸入れ袋づくり
○2006年12月  9日(土)14:00~15:00 えこてぬぐい作り(仮)

●各 回   :14:00~15:00
●対象と定員:小中学生のみなさん 25名
●無料

※各回とも、予約の必要はありません。15分前に整理券をお配りします。
詳しくはお電話かメールでお問い合わせください。
担当:小倉  TEL:03-5114-1284  メール:[email protected]

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  ストップおんだん館「ライフスタイルフォーラム2006」に出展します!!
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 2006年11月11日(土)、12日(日)に東京都・新宿御苑でライフスタイルフォー
ラム2006が開催されます。今年のテーマは「GNH-幸せをはかるモノサシ-」
です。当日はNGO/NPO、企業の活動展示ブース、エコロジーマーケット、キッズ
コーナー、食のコーナーやカフェなどの企画が盛りだくさんです。ストップおん
だん館も出展し、地球温暖化対策を楽しく身近なところから始めるための
ワークショップを行います。ぜひ、ご来場ください。
>>>http://www.lifestyle-forum.org/

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      都道府県センター職員によるブログがスタート!! 
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 全国各地で地球温暖化防止活動推進員などが中心となって行っている地域
色豊かな地球温暖化防止活動やユニークな環境教育のアイデアなどについて、
都道府県地球温暖化防止活動推進センターの職員がリレー形式で紹介して
いくブログがスタートしました。ブログは随時更新中です。ぜひご覧下さい!
>>>http://blog.goo.ne.jp/relay_2006/ 

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                イベント案内・情報
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                 ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報
                 ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報

◆11月11日・12日「ライフスタイルフォーラム2006」
主催:ライフスタイルフォーラム2006実行委員会、環境省
会場:新宿御苑(東京都新宿区)
http://www.lifestyle-forum.org/

◆11月17日「土壌汚染とリスクコミュニケーション」セミナー
主催:環境省、(財)日本環境協会
会場:北九州国際会議場(福岡県北九州市)
http://www.jeas.or.jp/dojo/semi_h18_1.html

◆11月25日 ストップおんだん館週末プログラム「くるくる・つくーる」
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館(東京都港区)
http://www.jccca.org/ondankan/event/index.html
(後日、↑のイベント情報にて詳細を掲載します)

◆12月6日「環境ボランティア・マルチステークホルダーミーティング」
~NPOと企業のいい関係 コーディネートの担当者は何ができる~
主催:地球環境パートナーシッププラザ
会場:地球環境パートナーシッププラザ(東京都渋谷区)
http://www.geic.or.jp/geic/2006/support/vol/index.html#Anchor-11481

◇9月24日~11月26日「あいち こどもエコクラブ ふれあい会」
主催:特定非営利活動法人 エコバンクあいち
会場:愛知県内8箇所
http://www.ecobankaichi.jp/sub2.html

◇10月31日~11月2日「エコプロダクツ国際展2006(シンガポール)」
主催:APO(アジア生産性機構)
会場:サンテック・シンガポール 国際会議・展示会センター
http://www.apo-tokyo.org/epif2006

◇11月4日・5日「福岡県こどもエコクラブ交流会」
主催:福岡県
会場:福岡県立ふれあいの家「北筑後」(福岡県久留米市)
http://www.env.go.jp/kids/ecoclub/info/h18/09_06.html

◇11月11日「信州環境フェア2006」
主催:信州環境フェア実行委員会
会場:長野市若里市民文化ホール(長野県長野市)
http://www.dia.janis.or.jp/~nccca/fea2006.pdf

◇11月17日~19日「おおた環境・福祉展2006」
主催:大田区/(財)大田区産業振興協会
会場:大田区産業プラザPio(東京都大田区)
http://www.pio.or.jp/event/eco/index.html

◇11月20日~23日「エコ・テクノ2006」
主催:北九州市/(財)西日本産業貿易コンベンション協会
会場:西日本総合展示場新館(福岡県北九州市)
http://www.eco-t.net/

◇12月9日・10日「京都環境フェスティバル2006」
主催:京都府、京と地球の共生府民会議、(財)自治総合センター
    京都府地球温暖化防止活動推進センター
会場:京都府総合見本市会館(パルスプラザ)(京都市伏見区)
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/fes/

◇12月10日「こどもエコフェスタ2006」
主催:熊本県情報センター
会場:くまもと県民交流館パレア(熊本県熊本市)
http://www.kumamoto-eco.jp/kankyocenter.html

◇12月14日~16日「エコプロダクツ2006」
主催:(社)産業環境管理協会、日本経済新聞社
会場:東京ビックサイト(東京都江東区)
http://eco-pro.com/

◇12月16日「第11回長野市環境こども会議」
主催:第11回長野市環境こども会議実行委員会
会場:長野市若里市民文化ホール(長野県長野市)

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                 編集後記
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 私は、ついに決めました!車を処分します。常日頃、週末にしか使用しない車を
「もったいないなー」と思っていました。今月が車検なので、いいきっかけかなと
思います。田舎暮らしの私にとっては、かなり不便になるのですが、バスが走って
ない訳でもないので、処分することにしました。これからは、活動範囲が狭くなるか
もしれませんが、身近なところから視野を広げたいと思います。    (中田)

編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中田・中川
━┛━┛━┛━┛    〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 
                           ダヴィンチ神谷町2F
                         URL:http://www.jeas.or.jp/



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