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JEA &メールマガジン
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        JEA  メールマガジン 第19号
                           2007.4.2 発行
                       URL  http://www.jeas.or.jp/
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こんにちは、(財)日本環境協会です。
当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。
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 【目次】
★ 《トピックス》地球温暖化がもたらす影響
 ☆気候変動に関する政府間パネル(IPCC)とは
 ☆IPCC第4次評価報告書第1作業部会の報告
 ☆IPCC第4次評価報告書第2作業部会の報告
 ☆環境省の提供資料
★平成19年度こどもエコクラブの募集開始!
★平成19年度藤本倫子環境保全活動助成基金」第2回募集開始!
★「平成19年度主体間連携モデル推進事業」の募集開始!
★東京都港区が「エコポイント事業」を開始!
★『我が家の「eco宣言☆」』受賞者決定!
★「平成19年版環境白書表紙絵コンクール」の受賞者決定!
★ストップおんだん館イベント情報!
★ストップおんだん館 春のイチオシ展示ご案内
★イベント案内・情報

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            《トピックス》地球温暖化がもたらす影響
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 今年2月2日、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」から、第4次評価報告
書のうち第1作業部会がまとめた報告書「自然科学的根拠(The Physical Science
 Basis)」が発表されました。このIPCCの報告は、人間活動による温室効果ガス
の排出で温暖化が起きていることが強調されるなど、インパクトのあるものでした。
 そして4月6日には、第2作業部会から「影響、適応、脆弱性(Impacts,Adaptat
-ion and Vulunerability)」についての報告書が発表される予定です。地球温暖
化防止のために、人間はいかに行動すべきなのかを改めて考えさせられます。
 今回は、このIPCCによる報告書を中心に、地球温暖化が地球に与える影響が
まとめられた資料をご紹介します。


◇気候変動に関する政府間パネル(IPCC)とは
 IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)は、国連環境計画(UNEP)
と世界気象機関(WMO)によって1988年に設立された組織で、大洪水や干ばつ、暖
冬といった世界的な異常気象を背景に、各国政府が効果的な対策を講じられるよ
う、気候変動に関する科学的情報を包括的に提供することを目的に設立されました。
 IPCCには世界有数の科学者が参加し、人為的な気候変動リスクに関する最新の
科学的、技術的、社会経済的な知見をとりまとめて評価し、各国政府に対して、
アドバイスとカウンセルを行います。

・IPCCの作業部会
 IPCCには3つの作業部会があり、第1作業部会(Working GroupⅠ、又はWGⅠ)
は、気候システム及び気候変動に関する科学的知見を、第2作業部会(Working
GroupⅡ、又はWGⅡ)は、気候の変動に対する社会経済システムや生態系の脆弱性
と気候変動の影響及び適応策を、第3部会(Working GroupⅢ、又はWGⅢ)では温
室効果ガスの排出抑制及び気候変動の緩和策をそれぞれ評価しています。
>>>http://www.gispri.or.jp/kankyo/ipcc/ipccinfo.html
>>>http://www.ipcc.ch/ (英文サイト)

◇IPCC第4次評価報告書第1作業部会の報告
 本年1月29日から2月1日にパリで開催された第1作業部会の報告書が2月2日に
公表されました。その政策決定者向け要約(Summary for Policymakers)では、
化石燃料に頼った高い経済成長を実現する社会では21世紀末には約4度の気温上
昇するとの予測や、北極海の晩夏における海氷が21世紀末までにほぼ完全に消滅
するであろうなど、インパクトの強い報告がされています。
この報告書の要約については、気象庁が日本語訳を発表しています。
>>>http://www.ipcc.ch/SPM2feb07.pdf (原文:英文)
>>>http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ (日本語訳)

◇IPCC第4次評価報告書第2作業部会の報告
 4月2日からブリュッセルで始まる第2作業部会の会合で報告が採択され、4月6日
には公表される予定です。新聞各紙の報道によると、石油など化石燃料を多用した
場合、2050年代にはアジア各地で穀物の生産量が最大で3割減少。食物価格が高騰し、 
1億3200万人が新たに飢餓状態に陥る可能性があるなどのインパクトの高い内容が
盛り込まれる予定とのことです。
>>>http://www.yomiuri.co.jp/science//20070328it05.htm


◇環境省の提供資料
 環境省では、ホームページ上で、地球温暖化の原因・影響を紹介する資料・
研究成果報告を提供しています。先月には、「地球温暖化の影響 資料集」、パ
ンフレット「地球温暖化と感染症」が公表されました。
>>>http://www.env.go.jp/earth/ondanka/knowledge.html

<地球温暖化の影響 資料集>
豊富な写真やグラフにより目に見えるかたちで、地球温暖化が日本に及ぼす
様々な影響について理解を深めることができる資料です。
 特に、農業、漁業、海面上昇、健康への影響に関する情報についてまとめら
れ、地域での地球温暖化防止活動にとても役に立つ資料集です。
>>>http://www.env.go.jp/earth/ondanka/effect_mats/full.pdf

<パンフレット「地球温暖化と感染症」>
地球温暖化の進行にともない、私たちの健康に甚大な影響を与える恐れがある
感染症のリスクも高まります。このパンフレットはこうした感染症に関する知見を
知らせ感染症を予防するとともに、地球温暖化問題への取り組みを促進するた
めに作成されています。
>>>http://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_infection/full.pdf


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         平成19年度こどもエコクラブの募集開始! 
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 幼児から高校生までなら誰でも参加でき、こどもたちが環境に関するテーマを
決めて自由に活動する環境のクラブです。
 2人以上の仲間と活動を支える大人(サポーター)を集めて登録しよう!
 メンバー手帳やバッジ、JECニュースなど様々な活動のヒントとなるグッズが
もらえます。(登録・年会費は無料です) 平成18年度は、全国で約4,800クラブ、
約140,000人のこどもたちが活動しました。多くの企業・団体からもご支援いただ
いています。

【お問合せ】(財)日本環境協会 こどもエコクラブ全国事務局
Tel:03-5114-1251 / Fax:03-5114-1250
>>>http://www.env.go.jp/kids/ecoclub/index.html

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  「平成19年度藤本倫子環境保全活動助成基金」第2回助成先募集開始!
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 環境教育や地域の環境保全活動などを積極的に実践する団体および個人に
対して、活動資金の一部を助成する「藤本倫子環境保全活動助成基金」の平成
19年度第2回募集を4月2日から開始しています。
 募集要項は協会ホームページからダウンロードできますが、郵送を希望される
場合は、住所、氏名、電話番号を記入して140円切手を貼った返信用封筒(角2)
を同封のうえ、財団法人日本環境協会内の藤本基金運営管理委員会事務局ま
でご請求ください。(協会住所は、このメールマガジンの最後に掲載しています)
 
>>>http://www.jeas.or.jp/activ/prom_01_00.html

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           「平成19年度主体間連携モデル推進事業」の募集開始!
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 各主体の省エネ・代エネ対策を効果的に促進させ、二酸化炭素排出量を削減
し地球温暖化防止を図るためには、需要サイドと供給サイドの各主体が連携し
た一体的な取組を推進することが重要であるという観点から、環境省では、他の
地域での取組モデルとなるような、需要サイドと供給サイドの各主体が連携し一
体的な取組を進める成功事例を創出するため、「主体間連携モデル推進事業
(省エネ住宅・省エネ家電)」の募集を開始しました。
 
>>>http://www.jccca.org/content/view/1661/714

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              東京都港区が「エコポイント事業」を開始!
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 東京都港区は、平成19年2月13日より、地球環境のための行動を区民が
手軽に実践できるように「エコポイント事業」を始めました。
 「みんなとエコポイントカード」を区から入手し、携帯電話またはパソコンか
ら専用サイトにアクセスすると、「レジ袋は断った」などのエコチェックを行え
ます。実践状況により、ポイントを付与され、貯めたエコポイントをエコバザー
で品物(有機野菜など)と交換することができるというものです。
 生活の場で使えるエコポイントは、とても役に立ち、がんばろうという継続性
の喚起につながります。同様の仕組みが広がっていくと期待されます。

>>>http://www.city.minato.tokyo.jp/kurasi/kankyo/kangaeru/ekopointo/index.html
>>>http://www.city.minato.tokyo.jp/release/list/200701/20070116_2/index.html

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          『我が家の「eco宣言☆」』受賞者決定!
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 我が家の環境大臣事業では、昨年12月から今年の2月にかけて、家庭や団体
内での環境保全に関する取組を、我が家の「eco宣言☆」として募集し、ファミリー
部門1,299点、団体部門108点のご応募をいただきました。
 この度、環境大臣賞受賞者が決定し、3月28日(水)に環境省環境大臣室にて
表彰式が行なわれました。

●環境大臣賞受賞者
(1)ファミリー部門
【金賞】 片亀 光 「今年も貯めるぞeco貯金 節電・節水9年で38万円」
【銀賞】 渡邊 幸子 「新鮮で地場の野菜や魚を買う!」
【銅賞】 40代男性 「雪はエネルギーのかたまり」

(2)団体部門
【金賞】 愛知県豊橋市立本郷中学校 「残食は 自分の未来 汚してる」
【銀賞】 東芝グループ 
     「東芝グループは、エコファミリーで家庭のイノベーションを実現します。」 
【銅賞】 木津町こどもエコクラブサポーターの会 
     「お茶がら染めでおしゃれ雑貨に大変身」

>>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8184

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     「平成19年版環境白書表紙絵コンクール」の受賞者決定! 
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 環境省が主催する「平成19年版環境白書表紙絵コンクール」の受賞者が決定
しました。全国および海外から1,400点を越すご応募があり、選考の結果、最優
秀賞を神奈川県の永井志保さん、大阪府の前田恭子さんが受賞しました。最優
秀賞と優秀賞を受賞されたみなさんは、3月28日(水)に環境省にて表彰式が行
われ、表彰状と記念品が授与されました。
 入賞作品は、環境白書やこども環境白書の表紙、6月の環境月間のポスター
などになります。ぜひ皆さんも環境への思いが詰まった作品をご覧ください。

>>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8175

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            ストップおんだん館イベント情報!
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 ストップおんだん館では、大好評イベント、「くるくる・つく~る」を開催します。 
ご参加をお待ちしています。

 4月  7日(土)14:00~15:00 はし袋づくり
 4月21日(土)14:00~15:00 ソーラーボールづくり
 5月12日(土)14:00~15:00 ふろしきづくり
 5月26日(土)14:00~15:00 未定(決まり次第、webにアップします!)

>>>http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html

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         ストップおんだん館 春のイチオシ展示ご案内
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 ストップおんだん館では、3月26日から、春のイチオシ展示「やっかいモノに福
がある」がスタートしました。
 今回の展示では「【やっかいモノ】を地球温暖化防止の【福】に変えてしまおう!」 
というアイデアを考える展示になっています。地球のやっかいモノを地球温暖化
を止めるための【福】に変えた新しい取組み事例をご紹介します。

>>>http://www.jccca.org/ondankan/new/p20070326.html

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                イベント案内・情報
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                 ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報
                 ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報

◆4月 7日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る
  「はし袋づくり」
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館
http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html

◆4月 21日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る
  「ソーラーボールづくり」
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館
http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html

◆5月 12日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る
  「ふろしきづくり」
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館
http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html

◆5月 26日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る
  「内容未定」
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館
http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html

◇4月18日~21日「A-PACK2007 OSAKA」
主催:㈱日報アイ・ビー
会場:インテックス大阪(大阪市住之江区)
http://www.nippo.co.jp/apack007/

◇5月22日~25日「2007 NEW環境展」
主催:㈱日報アイ・ビー
会場:東京ビックサイト(東京都江東区)
http://www.nippo.co.jp/n-expo007/07nxp2.htm

◇5月23日~25日「エコ・グリーンテック2007」
主催:エコ・グリーンテック実行委員会/環境緑化新聞
会場:東京ビックサイト(東京都江東区)
http://www.interaction.co.jp/event/egt/


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                     編集後記
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 3月の終わりの週末、東京では見事に桜が咲き誇りました。桜花爛漫春麗と
あって近所の公園は、早朝から夜遅くまで、ひっきりなしの花見客でにぎわって
いました。屋台や提灯に誘われ、ついつい私も、買い物がてらにちょっと花見、
散歩がてらにちょっと花見というように、結局この週末だけで5回の花見をして
しまいました。花に煽られ酒量が増えます。              (中川)                                          

編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中田・中川・三室
━┛━┛━┛━┛    〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 
                           ダヴィンチ神谷町2F
                         URL:http://www.jeas.or.jp/


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