━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JEA メールマガジン 第20号 2007.5.1 発行 URL http://www.jeas.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、(財)日本環境協会です。 当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------- 【目次】 ★ 《トピックス》土壌汚染とブラウンフィールド ☆ブラウンフィールドとは ☆環境省の中間報告書掲載ホームページ ☆土壌汚染対策法とは ☆日本環境協会は「土壌汚染対策法」の指定支援法人です ・土壌汚染対策基金とは ・5月中旬に 助成交付相談窓口を開設!! ★IPCC第4次報告書WG2「影響・適応・脆弱性」確定版を公表 ★環境省が地球温暖化とまちづくりに関する報告書を発表 ★「NPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業」の公募を開始! ★エコマークのホームページをリニューアルしました! ★「平成19年度藤本倫子環境保全活動助成基金」第2回助成先募集中! ★「家庭でできる10の取り組み」のデータを更新しました ★温暖化防止のための環境学習プログラムを配布しています ★ストップおんだん館イベント・展示情報! ★イベント案内・情報 ────────────────────────────────―― 《トピックス》土壌汚染とブラウンフィールド ────────────────────────────────―― 4月19日、環境省より「土壌汚染をめぐるブラウンフィールド問題の実態等に ついて」の中間報告が発表されました。 今回の発表によると、土壌汚染の可能性が高い土地は約11.3万ha、資産規模 で約43.1兆円、このうち潜在的ブラウンフィールドと想定されるのは、約2.8万ha、 資産規模で約10.8兆円にも上るそうです。 土地のブラウンフィールド化は地域経済へ打撃を与えるだけではありません。 売却や再開発が断念され、放置された汚染土壌により、周辺の人の健康への影 響が懸念されます。今回の発表により、日本にもかなり多くの潜在的ブラウンフィ ールドがあることが明らかにされています。もはや、土壌汚染は他人事ではなく、 地域経済問題・生活環境問題として、対策に取り組むべき時期となっています。 ◆ ブラウンフィールドとは ◆ ブラウンフィールドとは、「土壌汚染の存在、あるいはその懸念から、本来、 その土地が有する潜在的な価値よりも著しく低い用途あるいは未利用となった 土地」のことをいいます。 ブラウンフィールドとなった土地は、土壌汚染対策費用とその土地の売却価格 等との比較から、売却や再開発などの有効利用が図られなくなってしまいます。 最近では、土壌汚染が不動産取引、金融機関での不動産担保評価、企業会計 の会計基準などにおいて、負の価値として考慮されるようになりました。このよう な動きが活発になると、土壌汚染による土地の資産価値低下が顕著になりブラ ウンフィールド化が進んでしまう可能性もあります。 ◆ 環境省の中間報告書掲載ホームページ ◆ 環境省内で「土壌汚染をめぐるブラウンフィールド問題の実態等について」の 中間報告書を発表しています。概要版、本文、参考資料がpdf形式でダウンロー ドすることができます。 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8300 ・概要版報告書 >>>http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=9505&hou_id=8300 ・報告書本編 >>>http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=9506&hou_id=8300 ◆ 土壌汚染対策法とは ◆ 平成15年2月15日に施行されました。この法律は、有害物質を取り扱っている 工場・事業場の敷地が、土壌汚染の有無が不明なまま放置され、住宅や公園のよ うに不特定多数の人が出入りする土地利用に供されて、人への健康影響が生じる ことを防ぐことを目的としています。 >>>http://www.jeas.or.jp/dojo/law_gaiyo.html(概要) >>>http://www.jeas.or.jp/dojo/law.html(法・施行令・施行規則等) ◆ 日本環境協会は「土壌汚染対策法」の指定支援法人です ◆ 日本環境協会は、平成15年2月に施行された「土壌汚染対策法」の全国唯一の 指定支援法人として、「土壌汚染対策基金」の管理を行うとともに、基金により 汚染の除去等の措置への助成金の交付、土壌汚染状況調査や汚染対策について の質問・相談の受付、土壌汚染の環境リスクについてのリスクコミュニケーション を促進するための普及啓発や事業者研修を行っています。 また、このたび協会では、助成交付を受けようとする方専用の「助成交付相談 窓口」を開設致しました。これらの活用により、汚染土壌の浄化が進むことを願 っております。 >>> http://www.jeas.or.jp/dojo/index.html ◇土壌汚染対策基金とは 「土壌汚染対策基金」は、土壌汚染対策法に基づいて実施される対策を円滑に 推進するため、環境大臣が指定する指定支援法人(財団法人日本環境協会)が支 援事業を行うために設置された基金です。基金の概要、支援業務の内容は以下を ご参照ください。 >>>http://www.jeas.or.jp/dojo/kikin_gaiyo2.html ◇5月中旬に 助成交付相談窓口を開設!! 適切な土壌汚染浄化対策と土壌汚染対策基金の活用の促進を目指し、土壌汚染 対策基金から助成金交付を受けようとする方を対象とした、「助成交付相談窓口」 を5月中旬、新規に開設致します。(開設日につきましては、決定次第ホームページ でご案内いたします。) この助成交付相談窓口では、助成交付の対象となる方に対して、事業や手続き 面の照会・相談に応じて助言を行います。 相談は、中立の専門家である助成交付相談員が面談等により行い、費用は無料 です。相談には、まず、下記の協会事務局へ相談予約の申し込みを行って頂く必 要があります。折り返し事務局よりご連絡させていただきます。 なお、ご相談の内容が、助成交付の対象とならないと判断されたような場合には、 一般相談窓口で受付け、電子メールでの回答を行わせていただきます。 >>>助成交付相談に関するお問い合わせ・予約申込み先 日本環境協会 総務部土壌環境課(担当:三室) >>>http://www.jeas.or.jp/dojo/index.html ────────────────────────────────―― IPCC第4次報告書WG2「影響・適応・脆弱性」確定版を公表 ────────────────────────────────―― 先号のメールマガジンでご紹介した、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の 第4次評価報告書 第2作業部会「影響・適応・脆弱性」の確定版が4月10日、公表 されました。合わせて、政策決定者向け要約(SPM、Summary for Policymakers) の仮訳(日本語)も発表されています。 ・環境省報道発表資料 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8258 ・環境省 IPCCの第4次評価報告書についてのページ >>>http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th_rep.html ・IPCCとは? >>>http://www.jccca.org/content/view/1104/767/ ・IPCCのウェブサイト(英文) >>>http://www.ipcc.ch/ ────────────────────────────────―― 環境省が地球温暖化とまちづくりに関する報告書を発表 ────────────────────────────────―― 中長期で温室効果ガスを大幅に削減するためには、地球温暖化対策の観点 からまちづくりを考えることが重要であるという認識の下、環境省は平成17年10 月から「地球温暖化対策とまちづくりに関する検討会」を11回にわたり開催し、 今般、この検討会の報告書が発表されました。 ・環境省報道発表資料 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8245 ・報告書のダウンロード >>>http://www.env.go.jp/council/27ondanka-mati/y270-rep.html ────────────────────────────────―― 「NPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業」の公募を開始! ────────────────────────────────―― 「チーム・マイナス6%」は、「平成19年度地球温暖化防止に係る国民運動におけ るNPO・NGO等の民間団体とメディアとの連携支援事業」の公募を開始しました。 この事業は、それぞれの地域で活躍するNPO・NGO等の民間団体とメディアが連 携し、民間団体による地球温暖化防止活動を、適切な素材と伝達手段を用いて、 伝えたい相手に対して効果的に伝わるようにするための経費を支援する事業で、 民間団体が行う活動の普及啓発効果を最大限に発揮させ、地域における具体的 な地球温暖化防止活動の実践を促すことを目的としています。 支援額の上限は1案件あたり五百万円(税込)で、採択事業件数は十数件程度 が予定されています。 ・応募方法等の詳細 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8316 ・平成17、18年度連携支援事業報告 >>>http://www.team-6.jp/m6p2006/ ────────────────────────────────―― エコマークのホームページをリニューアルしました! ────────────────────────────────―― エコマーク事務局では、ホームページをリニューアルし、エコマーク認定商品 などの情報提供を充実しました。 このたびのリニューアルでは、グリーン購入法特定調達品目の検索機能をアップ したほか、身の回りの商品をとりあげてエコマーク商品購入の環境効果を分かりや すく説明する消費者向けコンテンツ「エコマーク・ライフスタイル」をオープンしました。 ・プレスリリース >>>http://www.ecomark.jp/pdf/07-002.pdf ・エコマーク・ライフスタイルのページ >>>http://www.ecomark.jp/lifestyle/ また、よりタイムリーに役立つ情報を発信していくため、メールマガジン「エコ マーク広報」を創刊しました。 >>>http://www.ecomark.jp/eco_mail/index.html ────────────────────────────────―― 「平成19年度藤本倫子環境保全活動助成基金」第2回助成先募集中! ────────────────────────────────―― 環境教育や地域の環境保全活動などを積極的に実践する団体および個人に 対して、活動資金の一部を助成する「藤本倫子環境保全活動助成基金」の平成 19年度第2回募集をしています。応募締切りは、5月15日です。(当日消印有効) 募集要項は協会ホームページからダウンロードできますが、郵送を希望される 場合は、住所、氏名、電話番号を記入して140円切手を貼った返信用封筒(角2) を同封のうえ、財団法人日本環境協会内の藤本基金運営管理委員会事務局ま でご請求ください。(協会住所は、このメールマガジンの最後に掲載しています) ・募集要項等の詳細 >>>http://www.jeas.or.jp/activ/prom_01_00.html ────────────────────────────────―― 「家庭でできる10の取り組み」のデータを更新しました ────────────────────────────────―― 全国地球温暖化防止活動推進センターでは、身近な地球温暖化対策「家庭で できる10の取り組み」のデータを更新し、パンフレットやウェブサイトを刷新しまし た。 二酸化炭素の排出係数については、平成18年6月に環境省で作成された「(家 庭からの二酸化炭素排出量算定用)排出係数一覧」を用い、電気・ガス・灯油・ ガソリン・水道についての金額換算係数は、(財)省エネルギーセンターが平成 18年4月に更新されたデータにもとづき計算しました。 ・パンフレット申込やダウンロードなどの詳細 >>>http://www.jccca.org/content/view/1721/748/ ────────────────────────────────―― 温暖化防止のための環境学習プログラムを配布しています ────────────────────────────────―― 全国地球温暖化防止活動推進センターが環境省委託事業として作成した「地 球温暖化防止のための環境学習プログラム」の平成18年度版が完成しました。 このプログラムでは、「ごみ」・「もの」・「まち」・「住まい」の4つのテーマを取り上 げ、関連する図表、授業などで使えるワークシートも充実させています。 教材のCD-ROMには資料用画像として国立環境研究所等のご協力をいただい て「気温上昇のシミュレーション」を収録しています。 教材は、ホームページから自由にダウンロードできるようになっていますが、 ご希望の方には送料負担で送付します。(小・中・高等学校へは送料無料) ・詳細とダウンロード >>>http://www.jccca.org/content/view/1697/748/ ────────────────────────────────―― ストップおんだん館イベント・展示情報! ────────────────────────────────―― 春もイベントもりだくさんです! 大好評実施中のエコ工作イベント「くるくる・ つく~る」を開催します。ご参加をお待ちしています。 5月12日(土)14:00~15:00 ふろしきづくり 5月26日(土)14:00~15:00 かさ袋づくり >>>http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html ■春の展示■ ・・やっかいモノに福がある・・ 今回の春の新展示では、【やっかいモノ】を地球温暖化防止の【福】に変えてし まおう! というアイデアを考える展示になっています。 ~他人に迷惑をかけるモノや、数量が多く扱いに困るモノ。 ~扱い方次第では役立つ力を発揮するモノ。 を、ストップおんだん館では【やっかいモノ】と定義し、地域のやっかいモノを地球 温暖化を止めるための「福」に変えた新しい取り組みの事例を紹介しています。 また、その事例をもとに、来館されたみなさんも展示に参加できるように、ワーク シートを使ったプログラムもご用意しています。あなたの街にも「福」がやってくる! 今回の展示、必見です! >>>http://www.jccca.org/ondankan/tenji/index.html ────────────────────────────────―― イベント案内・情報 ────────────────────────────────―― ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報 ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報 ◆5月 12日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る 「ふろしきづくり」 主催:ストップおんだん館 会場:ストップおんだん館 http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html ◆5月 26日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る 「かさ袋づくり」 主催:ストップおんだん館 会場:ストップおんだん館 http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html ◇5月22日~25日「2007 NEW環境展」 主催:(株)日報アイ・ビー 会場:東京ビックサイト(東京都江東区) http://www.nippo.co.jp/n-expo007/07nxp2.htm ◇5月23日~25日「エコ・グリーンテック2007」 主催:エコ・グリーンテック実行委員会/環境緑化新聞 会場:東京ビックサイト(東京都江東区) http://www.interaction.co.jp/event/egt/ ────────────────────────────────―― 編集後記 ────────────────────────────────―― 桜の開花以降、暖冬とは裏腹にすっきりとしないお天気が続いておりました。 気温も日々激しく変化し、肌寒い日になると、慌てて冬物を引っ張り出したりしまし たが、ゴールデンウィークの時期になって、ようやく暖かくなって参りました。 皆さんはどこかへお出かけになりますか? ゴールデンウィークは都内でも、多くの環境イベント・音楽イベントが行われるよう です。私はこうしたイベントを通じて「都内再発見」をしてみようと考えています。 (三室) 編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中川・三室 ━┛━┛━┛━┛ 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 ダヴィンチ神谷町2F URL:http://www.jeas.or.jp/