━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JEA メールマガジン 第21号 2007.6.1 発行 URL http://www.jeas.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、(財)日本環境協会です。 当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------- 【目次】 ★ 《トピックス》2050年の地球 ☆スピーチ「美しい星へのいざない」 ☆2005年度の日本の温室効果ガス総排出量確報値 ☆2050日本低炭素社会シナリオ研究 ☆環境月間 ☆エコライフ・フェア2007 ・「エコライフフェア・2007」に我家の環境大臣ブース出展! ・出張ストップおんだん館「エコライフフェア・2007」 ★IPCC第4次報告書WG3「気候変動の緩和策」を公表 ★「マイバッグ」をエコマーク認定商品の中から選んでみませんか! ★「平成19年度藤本倫子環境保全活動助成基金」第3回助成先募集中! ★ストップおんだん館イベント・展示情報! ★イベント案内・情報 ────────────────────────────────―― 《トピックス》2050年の地球 ────────────────────────────────―― 5月24日、安部首相が行った「美しい星へのいざない」というスピーチの中で、 気候変動問題に対する日本の戦略パッケージ「美しい星50」という提案がされ ました。その中では、温室効果ガスの「2050年半減」を提言するとともに、「1人 1日1Kg」の温室効果ガスの削減をモットーとするライフスタイルの見直しや、 家庭と職場での努力が呼びかけれらています。 一方、つい先日環境省から公表された、日本の温室効果ガス総排出量確報 値によると、京都議定書の基準年である1990年度と比較して、全体では1990年 よりも7.8%増加していました。 「2050年の地球がどうなっているのか」、低炭素排出で安定した気候の下で の豊かで持続的な社会シナリオ実現に向けて、今を生きる私達ひとりひとりが できることを積み上げていく地道な努力にかかっているように思われます。 おりしも、環境月間である今月、エコライフ・フェア2007をはじめとして、全国 で多くの環境イベントが開催され、ライフスタイルを見直すきっかけや、アイデ アなどが提供されます。 美しく豊かな2050年の地球をイメージしながら、ぜひ、「自分ができること」を 見つけ、実行してみてください。 ◆スピーチ「美しい星へのいざない」 5月24日、国際交流会議「アジアの未来」における晩餐会での、安部首相のス ピーチです。スピーチの中では「美しい星50(Cool Earth 50)」という提案がされ ました。この提案は、「世界全体の温室効果ガス排出量削減のための長期戦 略の提唱」、「2013年以降の国際枠組み構築に向けた3原則の提唱」、「京都 議定書の目標達成に向けた国民運動の展開」を3本柱として掲げています。 この中で、温室効果ガスの濃度を安定化させるため、「世界全体の排出量を現 状に比し2050年までに半減する」目標を、世界が共有することを提言しています。 >>>http://www.kantei.go.jp/jp/abespeech/2007/05/24speech.html ◆2005年度の日本の温室効果ガス総排出量確報値 5月29日、環境省が2005年度の日本の温室効果ガス総排出量の確報値を公 表しました。温室効果ガス排出量は、二酸化炭素換算で13億6,000トンであり、 1990年度(京都議定書の基準年)の排出量と比べると、産業部門は5.5%の削 減が実現されているものの、その他の部門では排出量は増加し、全体では7.8 %上回り、前年度と比べても300トン増加しました。また、あわせて京都議定書 に基づく吸収源活動の排出・吸収量を算定した結果では、2005年度は約3,500 万トンの吸収で、基準年総排出量の約2.8%に相当します。 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8419 ◆2050日本低炭素社会シナリオ研究 「いったい日本は、地球温暖化防止のために国際社会から求められる大幅 削減が可能なのだろうか、どのようにすればそれが達成できるのだろうか」との 問いに答えるために、国立環境研究所や京都大学等の研究者により進められ た「脱温暖化2050プロジェクト」の研究結果が2月に発表されています。 本研究では、「わが国が、2050年までに主要な温室効果ガスCO2を70%削減 し、豊かで質の高い低炭素社会を構築することは可能である」と結論づけ、長 期戦略の下に、計画的に技術・イノベーションを実現することを提言しています。 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8032 ◆環境月間 1972年、ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して、国連に より6月5日が「世界環境デー」に定められました。日本でも6月5日を「環境の日」 に定めています。1991年からは、6月を「環境月間」とし、環境の大切さを認識し 行動の契機となるような各種イベントが実施されます。「環境月間データベース」 で、全国で実施されるイベントを検索することができます。 環境月間 >>>http://www.env.go.jp/guide/envdm/index.html 環境月間データベース >>>http://www.env.go.jp/guide/envdm/h19repo/index.php3 ◆エコライフ・フェア2007 環境月間には、環境省の呼びかけで、全国でさまざまな行事が開催されます。 その代表的なイベントが「エコライフ・フェア」です。子どもから大人まで、楽しみ ながらライススタイルを見直すきかっけとなるブースが出展されます。 日本環境協会からも「我が家の環境大臣」と「ストップおんだん館」が出展します。 >>> http://www.env.go.jp/guide/ecolife-fair/ ◇「エコライフフェア・2007」に我が家の環境大臣ブース出展! 昨年に引き続き、我が家の環境大臣ブースを出展します。 会場全体を使った「うちわスタンプラリー」や、「エコマスタ~ゲーム」など楽しい プログラムを行います★ぜひお越しください。 >>> http://www.eco-family.go.jp/information/ecoinfo_details.html?dno=105&from=information ◇出張ストップおんだん館「エコライフフェア・2007」 エコライフフェアに、今年もストップおんだん館が出張! 今回は、「未来を変える!ちょい江戸生活」をテーマに、私たちの未来を素敵な ものにしていくための知恵を探る展示とプログラムを紹介します。そして、特別 企画「江戸の知恵から学ぶ!紋切りうちわ作り」も開催!江戸時代の遊び"紋 切り型"を使ったマイうちわを作って、暑い夏をかしこく涼しく過ごす工夫を一緒 に学びませんか? >>> http://www.jccca.org/ondankan/event/200706deli.html ────────────────────────────────―― IPCC第4次報告書WG3「気候変動の緩和策」を公表 ────────────────────────────────―― 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書第3作業部会報告 書(WG3)「気候変動の緩和策」の政策決定者向け要約(SPM)が、5月4日、公表 されました。本報告書では、温室効果ガスの排出量が産業革命以降増え続けて おり、現状のままでは、次の数十年も引き続き増加するだろうとの予測の下に、 今後の気候変動の緩和策のポテンシャルとコストや、見通しについての最新の 知見がまとめられています。 ・環境省報道発表資料 >>>http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8339 ・環境省 IPCCの第4次評価報告書についてのページ >>>http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th_rep.html ・IPCCとは? >>>http://www.jccca.org/content/view/1104/767/ ・IPCCのウェブサイト(英文) >>>http://www.ipcc.ch/ ────────────────────────────────―― CO2削減/ライトダウンキャンペーン ────────────────────────────────―― 温暖化防止のため、ライトアップ施設や家庭の電気を消してもらうよう呼びか ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」が環境省により、本年も6月22日 (夏至の日)から24日まで実施されます。 期間中6月24日の夜は、「ブラックイ ルミネーション2007」とし、夜8時~10時までの2時間、キャンペーンに賛同する 全国のライトアップ施設が電気の一斉消灯を行います。 皆様も参加してみませんか。 >>>http://www.wanokurashi.ne.jp/act/campaign/index.html ────────────────────────────────―― 「マイバック」をエコマーク認定商品の中から選んでみませんか! ────────────────────────────――──── エコマークは、生活の場などで使われる身近な商品のうち、「生産」から「廃棄」 を通じて環境負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品だけにつけら れるマークです。私達はエコマークを目安にして環境に優しい商品を選ぶことが できます。 制定間近のエコマーク新商品類型「かばん及びスーツケース Version1」では、 「布製ショッピングバッグ、トートバッグ」という対象品目が設定されました。 この対象品目では、再生PETボトル繊維、無漂白、オーガニックコットンなどの バッグが、エコマーク認定を受けることができます。エコマーク認定の「ショッピン グバッグ」がこれから続々登場することが期待されます。 「レジ袋を断る」というエコ行動に加え、買い物に持参するマイバッグ自体の環 境配慮にも関心を持ってみませんか? (現在でも、商品類型「家庭用繊維製品」の中で、33点の布製ショッピングバッ グがエコマークに認定されています。) >>>http://www.ecomark.jp/lifestyle/shopping_bag.html ・ エコマーク商品はエコマークホームページで検索することができます。 >>>http://www.ecomark.jp/index.html ────────────────────────────────―― 「平成19年度藤本倫子環境保全活動助成基金」第3回助成先募集中! ────────────────────────────────―― 環境教育や地域の環境保全活動などを積極的に実践する団体および個人に 対して、活動資金の一部を助成する「藤本倫子環境保全活動助成基金」の平成 19年度第3回募集を6月1日から開始しました。応募締切りは、8月15日(当日消 印有効)です。 募集要項は協会ホームページからダウンロードすることができます。募集要領 の郵送を希望される場合は、住所、氏名、電話番号を記入して140円切手を貼っ た返信用封筒(角2)を同封のうえ、財団法人日本環境協会内の藤本基金運営 管理委員会事務局までご請求ください。 (協会住所は、このメールマガジンの末尾に掲載しています) ・募集要項等の詳細 >>>http://www.jeas.or.jp/activ/prom_01_00.html ────────────────────────────────―― ストップおんだん館イベント・展示情報! ────────────────────────────────―― 大好評実施中のエコ工作イベント「くるくる・つく~る」を開催します。 ご参加をお待ちしています。 6月 9日(土)14:00~15:00 手ぬぐいづくり 6月22日(土)14:00~15:00 キャンドルホルダーづくり >>>http://www.jccca.org/ondankan/event/index.html ■初夏の展示■ ・・ウラからでたマコト・・ 5月30日から、ストップおんだん館の展示が新しくなりました。 今回の初夏の展示では、生活の様々なシーンのウラ側にはどんな真実がある? をテーマに最新情報も交えて展示しています。 ※近日中に新着情報・イチオシ展示でも紹介します! しばらくお待ちください。 >>>http://www.jccca.org/ondankan/tenji/index.html ────────────────────────────────―― イベント案内・情報 ────────────────────────────────―― ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報 ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報 ◆6月 2日・3日 エコライフ・フェア2007 主催:エコライフ・フェア2007実行委員会 会場:代々木公園(東京都渋谷区) http://www.env.go.jp/guide/ecolife-fair/index.html ◆6月9日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る 【手ぬぐいづくり】 主催:ストップおんだん館 会場:ストップおんだん館 http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html ◆6月15日 ストップおんだん館 コラボレーション企画イベント 「環境立国 エコ・ネイションゲーム」 主催:ストップおんだん館 会場:ストップおんだん館 http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html ◆6月23日 ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る 【キャンドルホルダーづくり】 主催:ストップおんだん館 会場:ストップおんだん館 http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html ◇6月22日~24日 中・四国環境教育ミーティング 主催:中・四国環境教育ミーティング実行委員会 会場:国立三瓶青少年交流の家 http://www.edu.shiga-u.ac.jp/~ichikawa/chu-shi/chu-shi-main.htm ────────────────────────────────―― 編集後記 ────────────────────────────────―― ベランダの一角に小さな「水場」を作ろうと、画策しています。高低差をつけて 石や土を入れた睡蓮蜂を用意して、2週間くらい前から、徐々に水草やアサザ、 稲などの植物を増やしています。いつの間にやら、睡蓮鉢の中には、どこから やってきたのか、小さな貝や、ミジンコらしきものが住み着くようになりました。 次の段階として、そろそろメダカやエビも仲間入りさせようかと考えています。 小さな小さな睡蓮鉢ではありますが、いろいろな生き物が住み着く場所になる ことを願い、楽しみに育てています。 (中川) 編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中川・三室 ━┛━┛━┛━┛ 〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 ダヴィンチ神谷町2F URL:http://www.jeas.or.jp/