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JEA &メールマガジン
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        JEA  メールマガジン 第27号
                            2007.12.3 発行 
                     URL  http://www.jeas.or.jp/
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こんにちは、(財)日本環境協会です。
当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。
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 【目次】
★ 《トピックス》 家電製品のリサイクル
 ☆家電リサイクル法
 ☆家電リサイクルの仕組み
 ☆家電リサイクルの実績
 ☆廃家電の不法投棄問題等
 ☆<参考>PCリサイクル
★IPCC第4次評価報告書の統合報告書が発表されました
★ソラクライ~光害防止リンク∞プロジェクト~
★第2回我が家の「eco宣言☆」大募集!
★「平成20年版環境・循環型社会白書」表紙絵コンクール 募集中!
★バーゼル法等説明会の開催について
★イベント案内・情報

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       《トピックス》 家電製品のリサイクル
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 みなさんのご家庭では、1週間にどれくらいの量のゴミがでるでしょうか?
日本では、ここ数年、毎年約5,000万トンの一般廃棄物が排出され、この量は
国民1人当たりで換算すると一人1日に約1kg以上にもなります。これらの廃
棄物をゴミとして処分してしまうのではなく、少しでも多く資源として再生するた
め、各種のリサイクル法が制定されています。
 今月から数回に分けて、各種リサイクル法に基づく循環利用の現状をご紹
介します。まず第1回目は、家電リサイクル法による「家電製品のリサイクル」
です。

>>>一般廃棄物の排出・処理状況 [(財)クリーン・ジャパン・センター]
http://www.cjc.or.jp/modules/incontent/index.phpop=aff&option=0&url=CJC/
haikibutsu/main04.html
◆ 家電リサイクル法(正式名称:特定家庭用機器再商品化法) 家庭からの廃家電製品の回収・処理は、従前の処理は市町村による埋立・焼 却が中心であり、そのリサイクル率は極めて低い水準でした。  このため、廃家電4品目(エアコン、ブラウン管式テレビ、電気冷蔵庫・電気冷 凍庫、電気洗濯機)について、消費者による適正排出、小売業者による消費 者からの引取り、家電メーカー等による指定引取場所における引取り、家電 リサイクルプラントにおける再商品化等を推進するための「家電リサイクル法」 が、平成13年4月から実施され、家電製品のリサイクルが進められています。 >>>条文 [G-gov 法令データ提供システム] http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10HO097.html >>>家電リサイクル法って何? [経済産業省] http://www.meti.go.jp/policy/kaden_recycle/case1/case1_01.html ◆ 家電リサイクルのしくみ 廃家電4品目(特定家庭用機器廃棄物)について、消費者、小売業者、製造 業者等それぞれが廃棄物の処理について役割を分担します。  ・ 消費者の役割:廃棄物の収集・運搬とリサイクルのための費用を負担します。  ・ 小売業者の役割:廃棄物の引き取り、メーカーへの引き渡しを行い、引き取   りの際に、家電リサイクル券を消費者に交付します。  ・ 製造業者等の責任:小売店から引き取った家電製品をリサイクルします。 家電リサイクル法は、製造メーカー等に対して廃家電4品目の再商品化を義務 づけ、再商品化率(サーマルリサイクルを含まない。)を、家庭用エアコン60%以 上、ブラウン管テレビ55%以上、冷蔵庫・冷凍庫50%以上、洗濯機50%以上と定めています。 >>>家電リサイクル法の仕組み [経済産業省] http://www.meti.go.jp/policy/kaden_recycle/case1/case1_02.html >>>家電リサイクル券 [家電リサイクル券センター] http://www.rkc.aeha.or.jp/ ◆ 家電リサイクルの実績 平成18年度に全国380ヶ所の指定取引場所(廃家電を引き取る場所として製 造業者等があらかじめ指定した場所)においてメーカー等に引き取られた廃 家電4品目は、合計で1,162万台でした。  引取台数は全ての品目において着実に増加しており、引き取られた廃家電 は、全国48ヶ所のリサイクルプラントにおいて、素材の回収・再生利用、有害 物質の適正除去、フロン類の回収・破壊といった環境負荷の低い処理が行わ れています。  廃家電4品目の製造事業者等による再商品化処理重量は、国民一人当た りで3.5㎏に達し、WEEE指令においてヨーロッパが家電98品目で目標に 掲げる」国民一人当たりの処理重量4㎏」の大半を、家電4品目でカバーでき ている状況です。  平成18 年度に家電メーカー等の家電リサイクルプラントに搬入され、処理さ れたものの再商品化率を見ますと、全メーカーにおいて法定基準を上回って 達成しており、家庭用エアコン86%、ブラウン管式テレビ77%、冷凍・冷蔵庫 71%、洗濯機79%となっています。  また、製造業者等においては、リサイクルが容易な環境配慮設計や材料の 選択等の取組を進めています。 >>>家電メーカー各社による家電リサイクル実績の公表について[環境省] http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8467 >>>家電リサイクル法施行状況(平成18年度引取実績)について[環境省] http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8351 ◆ 廃家電の不法投棄問題等 廃家電のリサイクルの課題の一つが、処理の有料化に伴って増加している不 法投棄の問題です。家電リサイクル法の施行前後で、不法投棄台数は27% 増加(H12:12.2 万台→H17:15.6 万台)しており、特に町村部における増加が 著しい状況です。  各自治体が、警察との連携による取り締まりの強化などに取組み、最近は 全体として減少しつつありますが、残念なことに悪質な不法投棄は後を絶ちま せん。 >>>廃家電の不法投棄の状況について[環境省] http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8561 他方で、廃家電の総排出予測台数と比較すると、家電リサイクル法ルートに 乗らず、現行の法制度等で十分に把握できていない「見えないフロー」が存在 するといわれます。 「見えないフロー」には、相当数の中古品としての輸出や 資源価格の高騰等を受けた資源回収等が存在しており、その規模は、約1100 万台と法のルートに匹敵するともいわれており、その対応も課題となっていま す。 >>>家電リサイクル制度評価検討小委員会の審議経過[環境省] http://www.env.go.jp/council/03haiki/y030-44/ref04.pdf ◆ <参考>PCリサイクル PC(パーソナルコンピュータ)は、特定家庭用機器に指定されていませんが家 庭に急速に普及したPCの再資源化も重要視されるようになりました。そこで、 平成15年に「資源有効利用促進法」に基づいて、消費者・メーカーが協力して PCを再資源化するPCリサイクルがスタートしました。廃棄されるPCは、メーカ ーが回収し、部品などを再資源化します。 再資源化に必要な費用は、2003年10月以降に発売されたPC(PCリサイクル マークが貼られています)は、価格に含まれていますが、2003年10月以前に 発売されたPCについては、回収再資源化料金を負担する必要があります。 >>>PCリサイクル概要 [パソコン3R推進センター] http://www.pc3r.jp/home/index.html >>>PCリサイクルマーク [パソコン3R推進センター] http://www.pc3r.jp/home/pcrecycle_mark.html ────────────────────────────────――       IPCC第4次評価報告書の統合報告書が発表されました ────────────────────────────────―― IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第27回総会(平成19年11月12日~11 月17日、於 スペイン・バレンシア)において、IPCC第4次評価報告書統合報告 書の政策決定者向け要約(SPM)が承認され、統合報告書本編が受諾されま した。今年に入ってかそのら都度公表されてきた各作業部会報告書の内容を、 分野横断的に有機的取りまとめた統合報告書では、人為的な温室効果ガスの 排出による気候変動の現状および今後の見通しについての最新の知見が取り まとめられています。 >>>気象庁の報道資料
http://www.jma.go.jp/jma/press/0711/17a/ipcc_ar4_syr.html ────────────────────────────────――            ソラクライ ~光害防止リンク∞プロジェクト~        ────────────────────────────────―― 鳥取県の佐治村議会で、住民が誇りうる素晴らしい自然と、満点の星空に象徴 される美しい星空のある環境を守るため「佐治村の美しい自然と星空を守る宣 言」を決議し、これを基に、「ソラクライ ~光害防止リンク∞プロジェクト~」 と称する光害防止の輪を無限大に広げていく計画がスタートしています。 現在、光害という害を知ってもらうため、WEBボスターの配布をし、ソラクライ プロジェクトへの参加を呼び掛けています。 >>>ソラクライプロジェクトホームページ http://www.city.tottori.tottori.jp/www/contents/1190699408431/index.html ────────────────────────────────――         第2回我が家の「eco宣言☆」大募集! ────────────────────────────────―― 我が家の環境大臣事業では、あなたの地球にやさしくなる宣言と、それにまつ わるエピソードを募集します。(平成20年1月15日締切) エコライフを楽しんで取り組んでいる人には環境大臣からの表彰がある他、 協賛企業等から素敵なプレゼントもあります! インターネットからでも応募ができます。 >>>詳しくは http://www.eco-family.go.jp/information/ecodeclare/ ────────────────────────────────――     「平成20年版環境・循環型社会白書」表紙絵コンクール 募集中! ────────────────────────────────――  環境省では、平成20年版の環境・循環型社会白書の表紙を飾る作品を公募 しています。各部門の優秀作品には環境大臣賞が贈られ、最優秀作品は、環 境月間のポスターに採用されます。また、3月に表彰式が環境省内で行われ、 環境大臣から表彰状が授与されます。 多くのご応募お待ちしております。 絵のテーマ: 「環境にやさしい社会」 募集部門 : 小中学生の部、一般の部(高校生以上) 作品サイズ: 四つ切画用紙(542mm×382mm)縦長で使用 応募締切 : 平成20年1月31日(当日消印有効) お問い合わせ:(財)日本環境協会内 環境白書表紙絵係 >>>募集要項 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8691 ────────────────────────────────――            バーゼル法等説明会の開催について ────────────────────────────────――  環境省が経済産業省と共同で、全国10都市でバーゼル法等説明会を開催し ます。説明会では、バーゼル条約、バーゼル法及び廃棄物処理法の概要説明 及び輸出入にあたって必要な手続きについて説明されます。参加費は無料です。 12月11日(火)   東京都 (申込締切12月4日) 2月4日(月)    仙台市  (申込締切1月28日) ※ まだ日程は未定ですが、高松市で開催が予定されています。 >>>詳しいご案内とお申し込み http://www.env.go.jp/recycle/yugai/basel.html ────────────────────────────────――                 イベント案内・情報 ────────────────────────────────――                ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報                ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報 ◆12月22日「ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る」  主催:ストップおんだん館 会場:ストップおんだん館(東京都港区) http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday_nov_dec.html ◇12月2日「こどもエコフェスタ2007」 主催:熊本県 会場:くまもと県民交流館パレア(熊本県熊本市) ◇12月8日・9日「京都環境フェスティバル2007」 主催:京都府、京都府地球温暖化防止活動推進センター、     京と地球の共生府民会議、(財)自治総合センター 会場:京都府総合見本市会場(京都市伏見区) http://www.pref.kyoto.jp/kankyofes/ ◇12月13日~15日「エコプロダクツ2007」 主催:(社)産業環境管理協会、日本経済新聞社 会場:東京ビッグサイト(東京都江東区) http://eco-pro.com/ ────────────────────────────────――                      編集後記 ────────────────────────────────―― 12月に入りました。つい先日まで、紅葉を待ち焦がれていたような気持ちが するのに、あっという間に冬本番突入です。秋が短くなってしまったような印象 です。そういえば大好きな秋の味覚もいろいろと食べ逃してしまったような。。。 いろいろと思い残すことの多い秋になってしまいました。        (中川)                                                                     編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中川・三室 ━┛━┛━┛━┛    〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9                         ダヴィンチ神谷町2F                     URL:http://www.jeas.or.jp/

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