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JEA &メールマガジン
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        JEA  メールマガジン 第29号
                            2008.2.1 発行 
                     URL  http://www.jeas.or.jp/
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こんにちは、(財)日本環境協会です。
当メールマガジンは、毎月1回発行します。ご愛読よろしくお願いします。
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 【目次】
★ 《トピックス》 建設リサイクル
 ☆建設リサイクル法
 ☆建設リサイクルのしくみ
 ☆建設廃棄物のリサイクルの状況
 ☆建設リサイクル法の施行状況
★古紙パルプ配合率の問題に対するエコマーク事務局の当面の対応について 
★(財)日本環境協会 助成金情報 
★「平成20年版環境NGO総覧」登録のお願い      
★ストップ温暖化「一村一品」大作戦 全国大会開催!! 
★バーゼル法等説明会の開催について
★イベント案内・情報

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            《トピックス》 建設リサイクル
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 建設工事では、古くなった建物等を解体して新しい建物をつくるため、多くの
廃材が出されます。そのため、廃棄物の最終処分場のひっ迫や、廃棄物の不
適正処理など、建築工事の廃棄物処理をめぐる問題が深刻化しています。
 各種リサイクル法に基づく循環利用の現状をご紹介する特集の第3回目は、
建設リサイクル法を取り上げます。

◆ 建設リサイクル法(正式名称:建設工事に係る資材の再資源化等に関す
る法律)
 建設リサイクル法は、平成12年5月31日に公布されました。建設工事におけ
る廃材の分別及び再資源化等の義務付けや、解体工事事業者の登録制など
が盛り込まれています
 建設廃棄物は、産業廃棄物の排出量の約2割を占め、また、不法投棄件数の
約5割、不法投棄量の約9割を占めています。
さらに、昭和40年代に急増した建築物が更新期を迎えており、今後とも建設廃
棄物の排出量が増大する可能性があります。建設廃棄物のリサイクルは、この
ような状況に対応し、資源循環を図るとともに、廃棄物の不法投棄を減らす効
果も期待されています。

>>>環境省:建設廃棄物の現状
http://www.env.go.jp/recycle/build/genjyo.pdf

>>>法律・政令・省令・告示 その他
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/recyclehou/hourei_kokuji/index.htm

◆ 建設リサイクルのしくみ
 建設リサイクルでは、1.建築物等の分別解体と再資源化等の義務、2.分別
解体と再資源化等の実施を確保する措置、3.解体工事事業者の登録制度、
4.再資源化と再生資材の利用促進のための措置、が盛り込まれています。
以下で、これら4つについて簡単にご紹介します。

>>>http://www.env.go.jp/recycle/build/gaiyo.html

(1)建築物等の分別解体と再資源化等の義務付け
建設リサイクル法では、特定建設資材を用いた建築物等に係る解体工事又は
その施工に特定建設資材を使用する新築工事等であって一定規模以上の建設
工事(対象建設工事)について、その受注者等に対し、分別解体等及び再資
源化等を行うことを義務付け、リサイクルを推進します。
特定建設資材には、コンクリート(プレキャスト板等を含む。)、アスファル
ト・コンクリート、木材が指定されています。

(2)分別解体等及び再資源化等の実施を確保するための措置
対象建設工事の実施にあたって再資源化までの流れを確認できるように、工事
着手の7日前までの発注者から知事に対する分別解体等の計画の届出や工事請
負契約の締結に当たり解体工事・再資源化の費用を明記することなど、発注者、
受注者、都道府県知事等の関係者間での手続き措置が整備されています。

(3)解体工事業者の登録制度の創設
解体工事業者の都道府県知事への登録制度を設置し、技術管理者を専任で配置
する等を定め、技術力のない不良業者の参入を防止し、適正な解体工事の実施
を確保するための制度が創設されています。

(4)再資源化及び再生資材の利用促進のための措置等
建設廃棄物のリサイクルを促進するための基本方針が定められています。ここ
では、特定建設資材廃棄物の平成22年度の再資源化等率を95%とするなどの再
資源化の目標が掲げられています。
これに加えて、都道府県知事による指針の策定と対象建設工事の発注者等には、
都道府県知事等から協力を要請するようになっています。

◆建設廃棄物のリサイクルの状況
・コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材の法対象3
品目の平成17年度の実績をみると、コンクリート塊およびアスファルト・コン
クリート塊は、再生砕石や再生アスファルト合材等へのリサイクルが進み、再
資源化率は98%、99%となっています。建設発生木材は、製紙材料、再生木質
ボード等へのリサイクルにより、再資源化率は68%(燃料等への利用を含めた
再資源化等率は91%)です。
・法対象以外の品目については、17年度の実績で、建設汚泥の再資源化率は48
%、建設混合廃棄物の再資源化等率は28%と、法対象品目に比して低く、今後
一層の推進が課題となっています。なお、建設発生土の工事での利用率は63%
であり、一層の取組が必要となっています。

>>>http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/pdf/recyclehou/recycle_rule/iinkai01_file1-5.pdf

◆ 建設リサイクル法の施行状況
・法第10条に基づく対象建設工事の届け出件数
平成14年度(法施行の6月以降) 144,138件
平成15年度 231,097件
平成16年度 245,351件
平成17年度 258,705件
平成18年度 274,397件

・法第11条に基づく対象建設工事の通知件数
平成14年度(法施行の6月以降) 159,886件
平成15年度 170,010件
平成16年度 149,531件
平成17年度 136,057件
平成18年度 126,959件

・法第12条に基づく解体工事業者の登録数
平成13年度 3,347
平成14年度 5,723
平成15年度 6,827
平成16年度 7,636
平成17年度 8,393
平成18年度 7,831

>>>国土交通省「建設リサイクル法施行状況」
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/pdf/recyclehou/sekoujoukyou/sekoujoukyou.pdf

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 古紙パルプ配合率の問題に対するエコマーク事務局の当面の対応について 
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 再生紙年賀ハガキの問題に端を発した、紙製品に係る古紙パルプ配合率の偽造
問題を受けて、エコマーク事務局では以下の対応を進めているところです。
 今回の問題で、社会全体で取り組んできた古紙リサイクルの取り組みを後退さ
せないよう、古紙リサイクルに対する信頼性の回復に向けて、精一杯取り組んで
まいりますので、関係の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

・製紙事業者に対しては、エコマーク認定商品に係る古紙パルプ配合率の実態調
査を要請しており、その報告をもとに順次、その製造工場の現地での監査とサン
プル採取・分析を実施しています。この結果は、エコマーク事務局のホームペー
ジで公表していきます。
・OEM製品及び紙製の二次製品については、各事業者から原料となる用紙の古
紙配合率の調査依頼をエコマーク事務局が受け、製紙事業者に調査を行います。
その結果に基づき、的確な対応を進めていきます。
・用紙ならびに、紙を材料とした二次加工製品については、新規認定審査の申し
込み受付を一時停止します。再開時期は、上記作業の進捗を踏まえ決定します。
 
>>>詳細については、こちらをごらんください。
http://www.ecomark.jp/pdf/info08-0123.pdf
>>>エコマーク事務局ホームぺージ  WHAT’S NEW
http://www.ecomark.jp/

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             (財)日本環境協会 助成金情報 
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 (財)日本環境協会では、平成20年度の「東京ガス環境おうえん基金」および
「藤本倫子環境保全活動助成基金」の助成先を募集しています。
たくさんのご応募をお待ちしております。

■東京ガス環境おうえん基金■
 身近な環境を保護するための地域に根ざした実践的な草の根活動で、地球
温暖化防止、循環型社会形成、森林保全・緑化、野生生物の保護、大気・水・
土壌環境保全、総合環境教育活動などに対して助成します。

 募集期間: 2008年1月7日~2008年2月29日
 助成金額: 上限100万円
 応募資格: 非営利の民間団体で、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・
       群馬・山梨・長野の1都8県の地域で、2年以上継続して環境
       保全活動に積極的に取り組んでいる団体
 助成期間: 2008年4月1日~2009年3月31日

>>>募集要項など、詳細についてはこちらをご覧ください
http://www.jeas.or.jp/topics/071225-1.html

■藤本倫子環境保全活動助成基金■
 事業規模の小さな団体および環境カウンセラー(個人)が実施する、自然
観察、リサイクル、環境修復などの実践活動および、環境講座の開催、教
育教材の作成などの普及啓発活動、環境情報の収集・提供などの調査活
動に対して助成します。

 募集期間: ・第1期 2008年3月3日~2008年4月15日
          ・第2期 2008年6月2日~2008年7月15日
 助成金額: 上限30万円
 応募資格: ・一般市民により構成されている営利を目的としない団体
          ・地域において環境保全活動を行う環境カウンセラー
 助成期間: ・第1期 2008年4月1日~2009年3月31日
          ・第2期 2008年8月1日~2009年3月31日 

>>>募集要項など、詳細についてはこちらをご覧ください
http://www.jeas.or.jp/activ/prom_01_00.html

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          「平成20年版環境NGO総覧」登録のお願い      
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 地球環境基金では、国民のみなさんの環境保全活動への参加促進と環境
NGOの活動発展を目的に「平成20年版環境NGO総覧」を作成してい
ます。多くの団体の登録(掲載)をお願いします。
  
  対象:環境保全に資する活動を行なう民間団体及びこれらの活動を
      支援する団体
  登録:地球環境基金ホームページから直接入力ができます。
  公表:地球環境基金ホームページで公開するとともに全国の主な
      図書館、NPOセンター、自治体等へ配布します。

>>>地球環境基金  
   http://www.erca.go.jp/jfge/index.html?main=NGO/info2008.html

【お問い合わせ先】
独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部
  TEL  044-520-9505
  E-mail     [email protected]

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      ストップ温暖化「一村一品」大作戦 全国大会開催!!      
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 今年度から環境省委託事業として全国47都道府県で実施している「ストップ温
暖化「一村一品」大作戦」。各都道府県での代表が決まり、このたび47の選りす
ぐりの取り組みが集まり、2月9、10日は丸ビルホール(東京駅前)で全国大会
を開催します。
47の都道府県代表が一堂に会し、プレゼンテーションを実施。審査委員会
(審査委員長:中島誠之助氏、古美術鑑定家)による審査やウェブ投票の結果
等をふまえ、全国グランプリなどが決まります!

>>>ストップ温暖化「一村一品」大作戦
 http://www.jccca.org/daisakusen/

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           バーゼル法等説明会の開催について
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 環境省が経済産業省と共同で、全国10都市でバーゼル法等説明会を開催し
ます。説明会では、バーゼル条約、バーゼル法及び廃棄物処理法の概要説明
及び輸出入にあたって必要な手続きについて説明されます。参加費は無料です。

2月4日(月)    仙台市 (申込締切1月28日)
2月14日(木)  高松市 (申込締切2月7日)

>>>詳しいご案内とお申し込み
http://www.env.go.jp/recycle/yugai/basel.html

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                イベント案内・情報
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               ◆・・ (財)日本環境協会 関連行事、情報
               ◇・・ (財)日本環境協会 後援・協賛行事、情報

◆2月9日「ストップ温暖化「一村一品」大作戦 全国大会」
主催:全国地球温暖化防止活動推進センター
会場:丸ビルホール(東京都中央区)
http://www.jccca.org/daisakusen/

◆2月22日ストップおんだん館 教える人向け講座
「環境プロジェクトをプロデュース!~環境プロデューサー入門~」 
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館(東京都港区)
http://www.jccca.org/ondankan/event/20080222.html

◆2月22日「ドイツの環境ビジネスと新エネルギー」
主催:日本環境倶楽部/日本環境協会
会場㈱NTTデータ セミナールーム(東京都江東区)
http://www.mmjp.or.jp/kankyouclub/

◆2月23日「ストップおんだん館週末プログラム くるくる・つく~る」 
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館(東京都港区)
http://www.jccca.org/ondankan/event/saturday.html

◆3月8日「世界おんだんか紀行♪ 沖縄のサンゴ編」
主催:ストップおんだん館
会場:ストップおんだん館(東京都港区)
http://www.jccca.org/ondankan/event/20080308.html

◇2月9日~11日「環境教育関東ミーティング」
主催:国立赤城青少年交流の家
会場:国立赤城青少年交流の家
http://akagi.niye.go.jp/kikaku/h19/09kanmi/akanmih19.htm

◇2月10日・11日「第2回全国青年“NOごみ”フォーラム」
主催:国立中央青少年交流の家
会場:国立中央青少年交流の家
http://jigyo.niye.go.jp/KIKAKU/jigyoguid/item1201.jsp?no=00000074&pages=1#series1

◇2月22日~24日「夕張国際学生映画祭2008」
主催:夕張国際学生映画祭2008実行委員会
会場:ゆうばりホテルシューパロ(北海道夕張市)
http://www.yubarifilm.com/2008/

◇3月2日「2008年学校自慢エコ大賞授賞式」
主催:学校自慢エコ大賞実行委員会
会場:産経プラザ(東京都千代田区)
http://www.sankeikids.com/eco.php

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                     編集後記
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 もうすぐ節分ですね。節分を迎えると、「厳しい冬の寒さもあと少し」という気持
ちになれます。今年の冬は、「なるべくエアコンに頼らない」と決めて生活してい
るので、春の待ち遠しさはひとしおです。                   (中川)

編┃集┃発┃行┃ 財団法人日本環境協会 中川・三室
━┛━┛━┛━┛    〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9
 ダヴィンチ神谷町2F
URL:http://www.jeas.or.jp/

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